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まあ、倉庫っていうやつです。

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【八話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

「先輩…用って…なんですか?」
「春香…僕は…君のことが…」
男女の高校生が二人きりで向き合っていた。
いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第八話

「イキまくりマグナム女子高生」


「君の…事が…。」
「…。」
そうして沈黙が流れ続けていた。
「僕は…。」
「まどろっこしいんじゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
女子が突如キレた!!!
「うわぁああああああ!?」
「好きなんだろ!?アタイの事!!男だろ!?テメエ!!ならスパっと言えよ!!このためにどれだけアタイが下準備したと思ってんだテメェェェェェェ!!!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
男子は恐怖のあまり逃走!!だが逃さぬ!!!
「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「待て!!!!!」
だが突如二人の前に一人の女子が現れた!!
「廊下を超高速で駆け抜けることは校則で禁「うっさいわああああああああ!!!」
「げえええええええええええええええええ!!!!」
止めようとした女子は激突の勢いで錐揉み回転しながら吹っ飛び、ガラスを割って外へ!!!
「げぇ!!!」
全身にガラス片が突き刺さったままコンクリートに激突!!
「う…げ…」
彼女は生物として完了した。つまり、死んだ。







「はっ、ここは!?」
女子が目を覚ますと…
「やあ!!私は大分博士!!」
「うわっ誰!?」
目の前には不気味な博士がいた!!
「早速なんだがね!君の身体はもう死んでたからね!サイボーグにすることで助けてあげたぞ!」
「えっ!?」
身体がメカな装備に包まれている!!

「気に入ったかね?なら治療費はタダだぞ!」
「いや、気に入ったかって…人の許可もなく…」
「そうか…ところで君のお母さんは借金をしているそうだね…!!」
「な、何です…?」
「返品をするというのなら…借金の額が倍増しちゃうかもなあ…!?」
「気に入りました!とっても素晴らしいです!!」
「分かれば良いのだ!」

「女子と表記し続けるのも何だナ…君を轢き殺した方と紛らわしいしナ…じゃあ、君の名前は今から迅雷だ!!」
「人の許可もなく!?」
「おや?借金が増えるかもしれないなあ…!?」
「分かりました!!私は迅雷です!!」

こうして、サイボーグ女子高生迅雷が爆誕した!!!

「迅雷君!今日もこのハイテク都市大分には悪が満ち溢れているぞ!!」
「そ…それを倒せってことです?」
「ご名答!!そのために君をサイボーグにしたと言っても過言ではないからな!」
「…。」

その時、研究所に警報が鳴り響いた!!

「ムッ!早速悪い奴が現れたぞ!!迅雷君、出撃だ!!」
「ところで何を持って戦うんです?」
「要領がいいな!さあ、この中から選びたまえ!!」
「多い!?」

ヤバそうな銃器がズラリだ。戦争できそうだなあ。

「私のオススメはこのグレート・ファッキング・ガン8000だぞ!!生物だろうが無機物だろうかグチャグチャにしてしまうぞ!!生憎周りのもの総てをそうしてしまうがな!!」
「そんなの街で使えないじゃないですか!?」
「そうだ!!もしも君が喜んで使うとか言い出したら…君の脳を弄っているところだった!」
「うわっ」

色々合ったが、結局単純な刀を手に取った。
「これがいいです」
「おお!それは高周波カタナ・ブレードだ!とてもよく斬れるぞ!」
「カタナとブレードって意味がかぶってません?」
「借金」
「ひっ」

「さあ出撃だ!!時間がないぞ!!カタパルト・ゴー!!!」
カタパルトで射出!!サイボーグ女子高生、出撃!!!
「わあああああああ~~~~~~!!!」

街ではゴリラが暴れ狂っていた!!!
「ゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
「ぎゃあああああああああああああ!!」
「やめてくれえええええええええええ!!!」
罪のない人々の…いや万引きとか、曲の違法DLとかしてたかもしれないが…悲鳴!!

迅雷、見参!!
「うわっでかいゴリラ!!」
「キサマハ!!!アノトキノ!!!」
「ゴリラに知り合いなんていないぞ!?」
「ワスレタノカ…?キサマガオトコヲオウトチュウデ、イキナリアラワレタカラ…アタイハカレシヲツクリソコネタノダゾ!!!!」
「私を殺したやつ!?なんでゴリラに!?それとあれは私が出なくても彼氏にはなってくれなかったと思うのです!!」
「キサマアアアア!!!セキニンテンカカ…コノ!!ビッチガアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ゴリラ女子が襲い掛かってきた!!!

ゴリラ女子のゴリラパンチ!!
「ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
「げえ!!!」
迅雷はアルファルトにめり込んだ!!
「な、なんとも無いけど…これじゃゴリ押しされる!!」
「ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
「ちょ、わああああああ~~~~!!!!!!!」

だが、とっさに出したカタナ・ブレードがゴリラ女子の手のひらに刺さった!!痛いぞ!!
「イテエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエテメエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」
「そ、そうか…手は神経が多い!他の部位よりも痛みを感じやすいんだ!!!」
そう!刃物を持った相手にゴリラパンチ・キックは諸刃の剣!!!
「クッ…チョウシニノルンジャネエゾ…テメェーーーーー!!!」
「悔しかったら手足を使わないで攻撃してみなさい!!」
「イイダロウ…ウケテミルガイイ…アタイノヒッサツワザヲ!!」
「あれこれもしかしてまず」

「グレート・ゴリ・バズーカ!!!!!」
女子ゴリラは口からエネルギー砲を発射!!手足を使わぬ攻撃!!!
「げええええ~~~~~~!!!」
迅雷はふっとばされビルを貫通!!

「いや…そんな…口からエネルギー砲とか…なしでしょ?」
「フン…シンダカ…サテ…キヲトリナオシテアバレナオスカナ!!」
「あっ、死んだと思われてる。…ってあれ、全然ダメージが無い?」
あれだけの攻撃を受けても迅雷の身体は傷一つ無かった。なんという強度か!?

「そもそも…あの人殺しちゃうのってまずいよね…」
ゴリラ女子が背中を向け、破壊活動を再開すると、ゆらゆら揺れる尻尾が目に入った。
「そうだ!ド【検閲済み】ルなら尻尾を切れば元に戻るよね!」
圧倒的気が付き!!

しかし女子ゴリラの前に突如人影が!!
「ナンジャテメエエエエフミツブスゾオオオオオオオオオ!!!」
「あの…このあたりにコンビニってないです?どこも倒壊してて…」
女子高生だった。
「アア…ソコニアルゼ!!イレテヤルヨオオオオオオオオオオオ!!!」
「そうですか、なら」
女子高生は手に持ったレールガンで女子ゴリラにとにかくすごい攻撃をした!!
「グアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
女子ゴリラはみるみる縮んでいき、元の姿に戻った。
「…決め台詞って咄嗟には思いつかないなあ」

尻尾への気が付きの伏線破棄!!
「ええっ、すごい!」
迅雷もびっくりだぜ!!

そう!これが大分でレールガン女子高生が活動を初めた第一歩である!!
そして!!!サイボーグ女子高生、迅雷の第一歩でもあるのだッッッッ!!!


そして大分博士。
「いやー。自分の失敗を受け入れられずにゴリラになって暴れるとは…とんでもないやつだったな!
しかし人間はなかなか自分の失敗を受け入れにくいというのも事実!彼女はそういった誰もが持つ部分が暴走しただけなのかもしれないな…。
それでも我々は、自分の過ちを受け入れるということが大事なんだなぁ…。」
 
 今日も大分は平和だった。
 
おわり




長井 零路(ナガイ レイル)
大分ってだいぶって読むの?

迅雷
とまあ、こういう酷い目にあった。
まだ未熟だがこれから強くなっていき、そして博士の滅茶苦茶さに精神が悟りを開いていき、クールになっていく。

大分博士
巨大都市大分に住む謎の天才科学者。
田舎の大分が超ハイテクに成長したのは彼の功績が大きい。
悪と戦うことを目的としているのだが、資金集めのために危険な発明品を売っており、
マッチポンプじみた状況になっているが「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ」をモットーとしているため、反省しない迷惑ジジイ。
ようは、コイツのお陰で大分が成長して、コイツのせいで大分の治安が悪くなった。

ゴリラ女子
男子を彼氏にして玉の輿に乗ろうと様々な裏工作を行い、自らも清純の皮を被ることでいよいよ悲願が叶うと思われたが、
オラオラ系である彼女には窮屈な演技だったため、痺れを切らして自分の計画を自分で破壊してしまった。
積み上げてきたものを自分で溝に捨てたショックを受け入れられず、周りに責任を押し付けることで逃避した。
そして大分博士からゴリラ変身薬を買い、街で暴れだしたのであった…。

男子
イケメンで、家が金持ちで、気が弱いというカモがネギをしょったような少年。
裏工作の効果でゴリラ女子に惚れてしまったが、本性を見て当然幻滅した。
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Rark
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女子高生
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