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R指定ではないブログ

まあ、倉庫っていうやつです。

【3話】烈風チェーンソー女子高生

ここはシェオル高校!!とにかくすごいハイテク技術とかがすごいエリート校だ!!
だが!ここにはあやしい陰謀の影があるのであった!!
シェオル高校最上階、理事長室!!
「ふむ……アスナのユニットが破壊されたことで状況がわからなくなったな……」
この一室で白衣を着た妖艶な女性がモニターを見ている。
そこへ、一人の女子高生が部屋に入ってきたのだった。
「説明ですか」
「状況整理だ」
入ってくるなりいきなり話しかけられても、女性は特に変わった反応をすることもない。この光景が日常的だということを示しているのだ。
「カレンの方はどうなっている」
「画面に出てるでしょ」
「うるさい、それらしく報告しろ」
「連絡、ありません。おそらく――――やられたのかと」
「そうか……」
白衣の女性……悪のプロフェッサーは背もたれに体重をかけ、妖しい笑みを浮かべる……。
「どうやらこちらの計算以上の存在だったようだな……」
「蛇口さんと橋野さんの身が危なそうだし、こっち来て学校荒らされますよ?いいんですか?」
「ええい!もー!!余裕のある感じで振る舞うの!!わかんないかなあ、大物悪役の風格ってやつ!!」
悪のプロフェッサーの妖艶オーラが消失した。
「悪役は形より中身ですよ」
「はあ~……ところで貴方達があの子達を捕まえるの、分かってる? 生徒会長さん?」
「自分はなんもしないのに態度だけでかいの小物ポイント高いですよ」
「うるさい!!」
こういういんぼうのかげがあるんだね。

烈風チェーンソー女子高生

第3話
地獄の塔の中で


 
そして朝!登校時間だ!校舎へと向かっていく生徒たちの中に、本来この高校の生徒ではない女子高生が二人いた。
「うわ~、想像以上に可愛い子しかいないよ」
「目移りしちゃう……」
チェーンソー女子高生チカとノコギリ女子高生ノゾミだ!
「でも、僕はノゾミが……」
「待って、怪しまれるわ」
迫るチカを手でブロック!ノゾミの方が潜入の素質があったのだった。
 
ハイテク・ゲートを通ると制服に入っているICを認識し、出席したという記録が付けられる!!
これを利用して友達に制服を渡して持っていってもらい、自分はサボったがバレて怒られた生徒も存在する。
「これいきなりブザー鳴ったりしないかな?」
「その時はその時でお楽しみじゃない?」
「そうだね!」
かくして!!
ブーーーー!!!
「あっ、鳴った……」
「コラーー!!!」
ブザーが鳴り響いてピンチか!?
「お前たちどう見ても蛇口アスナと橋野カレンじゃないだろう!!」
おじさんが出てきた。
「えっ?もしかしておじさんが目で見てチェックしてるの?」
「制服だけ持って行かせてサボったバカがいただろう!忘れたのか!!」
「おバカさんのせいでハイテクが台無しね……」
人はすぐローテクに頼るのであった。
「でもさ、蛇口さんや橋野さんがそんなズルするって思う?」
「……何を言っている?」
ブザーがなったりでちょっと人だかりが出来ているが、不穏な空気でみんなざわざわし始めている。
「私達……ここに殴り込みに来たのよ」
この場で宣戦布告!!
「ゲェー!?この現代で不良の抗争!?」
「違うけど上の階に行かせてもらうよ!!」
二人は突っ切って最上階への道を探すのだ!!
 
 
「よその不良が攻めてきたって!?」「蛇口さんの制服着てるんだって……」「そ、そんなの絶対勝てない!」
一年の階層はみんなきゃーきゃー言って逃げるので二人は楽に進むことが出来た。
教師は突き飛ばした。
「本当に可愛い子が多いから、おとなしく捕まって二人でここに来るのも良かったんじゃない?」
「へへ、僕もちょっと思うけど、朔果高も可愛い子がいっぱいじゃないか」
「ふふっ、そうね」
烈風のごとく駆ける二人はその最中で雑談もしてみせる!こいつは強いぜ!!
そしてあっけなく二年の階層へ!!
二人はふらふらと歩く生徒に遭遇した。
「なんだお前ら、そんなに慌ててどこ行くんだ」
「あ……理事長がいる部屋ってどこから行けるか知らないかい?」
「そーいやなんか上でやるんだっけ? 普通にエレベーター乗ればいいんだよ……あ、そーいや一年と二年のとこは扉が故障してたな……」
生徒が扉に突っ込んで破壊したためである!!
「三年の階から行けるってことかしら?」
「まーそーだな」
「ありがと!!」
二人は再び駆け出した!
「……? あいつらなんであんなに慌ててるんだ? まあいいや、早くサボらないと死ぬ……」
残された生徒はふらふらしながら保健室へと向かっていった……。
 
 
 
ここはまだ騒ぎが微妙に回ってないので二人はこの微妙な混乱にうまい感じに潜り込み、容易く三年生階層付近まで到達したのだが……。
「入れないね」
「そうね」
二人は壁に行く手を防がれたのであった!
その向こう側は三年生の階層なのだ。許可を取らないと下の学年の生徒はここを通れない!そして、チカの着ている制服は二年、ノゾミは一年のものである。
「三年の制服がいるんだね」
「そうね」
二人はわくわくしていた。素早く身を隠し、時を待つ!
やがて!
「いやあ、今時不良って言ったって、二人でしょ?どうせすぐ取り押さえられるって」
「そんなに楽しみにしてるのにそんな事言うの?」
「へへ……まあね」
扉が開いておあつらえ向きの三年生が二人現れた。
「力を試す機会なんてそう多くないじゃん?」
「そうだけ…っ!」
「な……?」
突然隣の生徒が倒れ込んだ!!
「もうここまで来てたかよ!」
すかさず振り返る!!その反応は素早かった!!だが!!
「ちょっと遅いよ」
「ん――――っ!?」
チカは既に背後に取り付き、押さえ込んだ。
「あっちのトイレに行こうか」
「そうね」
「んーっ!? んんー!!」
ノゾミは倒した生徒を抱えチカの後へ付いていった!
 
そしてトイレ!!
「ほら、この布で口を塞ぐやつ……」
「興奮するわ……」
「んーっ!! んっ! んー!!」
「もっと楽しみたいけど、速く制服借りなきゃ」
意識のある生徒は二人がかりで制服を脱がされていく!
「んー!! んー!!」
「君、スタイルいいよねー。僕と同じくらいじゃないかな? ひひ、ちょうど良さそう」
「毛の手入れもちゃんとしてるのね……感心だわ」
「んー!!!!」
あちこち不必要に触られながら脱がされ、下着姿にされてしまう!!
「それじゃあトイレに縛り付けよっか……!」
「そうね……!」
「ん、んんーーー!!」
なんたる!!ロープで破廉恥に縛り付けられてしまったよ!!
「んー!! んーっ!! んー!!」
「えへ、えへへ……おとなしくしててね」
「うふ、ふふふ……そうね……じゃあそっちの子も……」
 
こうして二人共着替え終わったぞ!
「前の制服どうする?」
「持って帰るに決まってるじゃない……ちゃんとクリーニングに出してあの子達に返すのよ?」
「そっか、そうだね」
「んー! んー!!」
「じゃあ、行こっか!」
「そうね」
「んーーーー!!!!」
二人はトイレを出て三年の階層へ!!
 
 
 
三年の階層は別に慌ただしくなかった。
「すいませーん理事長のいる部屋ってどこでしたっけ?」
「え? エレベーターを使えばすぐですよ」
「ありがとうございまーす」
「あんなに慌てて……それにしても朝から生徒集めて何をするんだろう?」
チカはそのへんの三年生に道を訊くことに成功した!
「ここは二年のとこ以上に騒いでないんだね」
「下で捕まったと思ってるんでしょう?」
「……なんか人少なくない?」
「そうね……校門で騒ぎを起こしたからかしら?」
二人はエレベーターに乗り込んだ!!
そして、あっけなく最上階へと辿り着いた。
だが……
 
 
「ようこそ、能古切チカ! そして千原ノゾミ!!」
「うわっ!?」「きゃっ!」
二人はライトに照らされる!!そこにはドームのような空間が広がっていた!
観客席には生徒が大量だ!!
「わーわー!」「帰りて~~!!」「わーー!」「わーのわー!!」「あれ? エビチャーハン知らない?」
みんな頑張って盛り上げているぞ!
そして二人の視線の先、特等席には白衣を着た女性が座っていた。
「貴方がプロフェッサー!?」
「そう!私は悪のプロフェッサー……この星を救う者だ」
「星を救う……ですって?」
「変な人だねえ」
「そうね」
プロフェッサーは続けて語る!!
「だがそれを成すためには力が必要だ……お前たち二人の力も貸して欲しいのだよ!!」
「説明が足りてないよ」
「そうね」
「そうか……なら力づくで屈服してもらうしか、無いようだな」
「台本もっと練ってきてよ」
「そうよ」
プロフェッサーは野次に負けずに芝居を続行した!
「このシェオル高校生徒会の一人! 河西ヤスミが相手をする!!」
彼女の声と共に大きな扉が開き、中から巨大な何かが現れる……!!
「大きいなあ……!」
「そうね……」
それは巨大な兵装ユニットを身に着け、推進装置を持つ大斧をその手に握る女子高生……そう!!
これが!!ジェットアックス女子校正!!ヤスミだ!!
「本当にこれで相手しちゃっていいのさ?」
「構わん――――やれ」
プロフェッサーの命令と共に、ヤスミの兵装は唸り声を上げる!!
 
 
「ノゾミ! 適当な所でお願い!」
「わかったわ!」
何かしらの作戦か!?二人は少ないやり取りをかわした後、迫る鉄の城塞へと駆けた!!
「潜り込もうって思ったな!!」
「うわっ!?」
彼女の言うとおり……チカはその大掛かりな兵装の足元へと潜り込もうとしたのだが、ヤスミの兵装はその脚と、推進装置により跳躍!!
「おーーらぁ!!」
「うわあああっ!?」
そして方向転換しつつ急降下!!素早く着地した上、斧をチカに叩きつけた!!
「――――っ腕がビリビリしたよぉ……ッ!!」
チカは両腕のチェーンソーで防いでいた!!なんという!!これだけのパワーを受け止めきったのか!!
「はっ、はぁ……っ」
いや、受け止め切れていない!!その巨大すぎる力は防ぐだけで危険なのだ!!
「耐えられるんだ? 都会っ子もすごいねー」
「ここ、ビルの上の方だよ? 下の階に響いちゃうんじゃないかい」
ヤスミは斧を横へ構える!!ジェットエンジンが推進力を引き絞る!!
「プロフェッサーが大丈夫って言ってたから、大丈夫……」
「そうだといいね……」
巨大な力を振るっているにも関わらず、ヤスミの様子はあまりにも飄々としていた。まるでこれから、さらに大きく振るう事が嘘かのように!!
「んじゃー、そういうことで」
開放された推進力が爆音を吐き出す!!刀身があまりにも高速でチカへと迫る……!!
 
 
 
「理事長、ドッカンバッカンですけど大丈夫なんですかこれ」
「大丈夫だ、シールドは正常に働いている。我々観客は安全だ」
上部の席でプロフェッサーと生徒会長サツキはこの戦いを眺めている。
「やー、それはもちろんですけど、騒音がヤバイですし、加減の効かない河西さんに戦わせて大丈夫なんですか?」
「あの兵装ユニットは外に出しづらいからな、こういう時が試し時ということだ」
「もしかして悪役感出すためにわざとズレたこと言ってますか?」
そんな時である!!
「あっ理事長」
「え?」
「貴方達が黒幕、なのよね?」
二人の背後にノゾミが忍び込んでいたのである!!
「理事長、悪役力が試されるシーンですよ」
「え……生徒会長、私を守れ!!」
プロフェッサーの指示を聞いたサツキは首を横に振った。
「小物ポイントゲットですよ」
「ちょっと!! 助けてよ!?」
「あ! じゃあ私、小物の上司を最後に見限る悪役やるんで」
「薄情者~~!!」
プロフェッサーは逃げ出した!!
「マキナも来てないのに~~!! いや~~~!!」
そして空間の歪みに飛び込み、何処かへ消えてしまった!!
「理事長…………」
 
 
 
「あれ?」
斧を振るったヤスミは感覚に違和感を感じた。
「斧が止まらな……」
チカの姿がない!!……いや、見よ!!
「目が回る~~!!」
なんたる!!ジェットアックスの刀身に腕のチェーンソーを食い込ませ、足のチェーンソーで走行!!斧に引っ張られるような、引っ張るような面妖な状態!!
「うわーー!? ちょっとぉ!!」
ヤスミは動き続ける斧に引きずられ、兵装ごと回転させられる!!
「わあああ~~~~~~~!!!!」
やがてジャイアントスイングのような状態に!!持ち主が斧に振り回され!!そして!!
「ちょ…………あああ~~~~~~!!!!」
「わあ~~~~~~~~~!!!!」
チェーンソーが斧から外れ、ヤスミは巨大な兵装ごと出てきた扉に叩きつけられた!!
「ぎゃふん!!!!」
KO!!すごい音と振動でみんな寿命が縮んだ!!
「あ~~…………」
チカも目が回ってダウンした……。
 
 
「あっちも決着が付いたみたいね、貴方はどうするのかしら?」
ノゾミはサツキと対峙していた。
「んーそうですね。理事長も懲らしめてもらったし……授業に戻ったりしますかね」
「え……」
あまりにも飄々としているサツキにノゾミは困惑した!
「よそから無理やり生徒を持って来たりするの、私も困ってた所なんですよ」
「……星を救うとか、っていうのは一体どういうこと?」
「やー、ただの妄言とでも思っていておいてください。あ、そうだ。貴方達が暴れた件、上手いこと誤魔化しておきますので、人生棒に振ったと思ってこれ以上ヤンチャしないように」
サツキに対して、ノゾミは思わず質問をした。
「……貴方、何者なの?」
「うーん、ただの生徒会長です、じゃ納得しなさそうですか」
ノゾミの沈黙は、その肯定のようだった。
「まあ、そうですね……ふうむ……かっこつけて『先触れ』とでも言っておきます」
「先触れ……?」
「それじゃ、理事長のお遊びの後始末とかあるので……。…………待てよ、授業に帰れないんじゃないか、これ……」
彼女が去っていくのを、ノゾミはどうしてかぼんやりと眺めてしまっていた。
 
 
 
 
その後、理事長である悪のプロフェッサーの権力の濫用などの悪事が二人によって暴かれたことで、シェオル高校は変革を余儀なくされた。
しかし、依然有数のエリート校であるという地位を失っていない。女子高生たちもそう変わることのない日常の中にいる。
そして、チカとノゾミはこの早朝、他にまだ誰もいない公園で、黒い塔を眺めていた。
「……結局、プロフェッサーって何者だったのかしら……」
「今日も気にしてるんだ……」
「生徒会長もよくわからないことを言ってたし……気になるわ……」
ノゾミはため息を付いた。
「プロフェッサーって好みの女の子を攫ってたってだけじゃないの? 僕はそう思ったけど」
「やっぱり、そうなのかしらね……?」
そう、彼女たちは知らない。何故プロフェッサーが強力な女子高生達を集めていたのか、その理由を。
「やっと見つけたっす~!!」
突然、二人の元に白い少女が現れた!
「えっ、何!?」
「あなた……ペットにしたい可愛さね……」
「え? そっすか?」
「確かにそうだね……そういう可愛さだよ……」
「えへへ……褒められると照れるっす……あ! そんな場合じゃなくて!」
白い少女は何かを取り出しながら続けた!
「この地球で特にお強い人と見込んでお伝えする事があるっす!」
「ん?」
「宇宙人が……攻めてくるっす!!」
取り出した物からホログラフ映像が投影され、そこには地球に迫る巨大な宇宙船が映し出されていた……!
 
 
おわり
 


ヤスミ
ジェットアックス女子高生。
山で野生児みたいな生活をしていた所をプロフェッサーに確保される。
街での生活を食わず嫌いしていたが、刺激の多さを割りと気に入っているようだ。
シェオル高校のテクノロジーには却って強い興味を抱いており、気になったものを行き当たりばったりに取り込ませてもらった結果兵装ユニットが異様に巨大化している。
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