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【五話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第五話

「めざせクモモンマスター!」

クモモン、ゲットだぜ!
この世界の至る所にはなんか蜘蛛っぽい不思議な生き物、クモモンがいる!!
その種類は最初151とかなんか言ってた気がするが、次々新種が発見されてそろそろ覚えきれないほどの数である!!

そして、彼はクモモンマスターを目指す少年のアンダーソン!!
彼はなんかいろいろあったが最後のクモモンジムまでやってきたのであった!!

しかしながら、最後のジムリーダー、アンデルセンはアンダーソンの父親であり、悪の組織ネット団のボスであった・・・
この戦いはバッジを手に入れる為の最後の戦いだけでなく、ネット団との最後の戦いでもあった・・・

トレーナーもクモモンたちも彼のイビルデッカクモに全力で立ち向かったが、圧倒的な強さにとうとう一番の相棒、ブラスターピッカクモのみとなっていた。
「お前のその貧相なクモモンで私を倒せると思ったのか?」
アンデルセンの手持ちは一匹のみ、しかしその一匹で十分。圧倒的な力を仲間を必要としなかった。

「流石に強いな・・・父さん!だが、俺には仲間がいる!」
「仲間?お前にはもうそのピッカクモしか残っていないではないか・・・」
「まだいるぜ・・・俺達の他に、もう一人!!」
突如ピッカクモが後ろにジャンプした!!
「何を・・・!?」

ピッカクモは足を折りたたみ、レールバレルの中に収まった!
電力が迸るレールが咆哮を上げる!!
「ボルテッカアアアアアアアアアアアアーーーーーッ!!」
そしてブラスターピッカクモも呼応するように咆哮を上げ、雷撃の化身となり飛び出した!!

「ぶるああああああああああああああぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!!!!!」
アンデルセンはイビルデッカクモと共に壁を突き破り、空へ吹き飛ばされていった。間違いなく死んだだろう。

こうしてアンダーソンは自らの父の命を自ら奪うことで、悪から平和を取り戻した。
改造クモモンのイビルデッカクモはピッカクモの最愛の弟だった。そして最後の肉親であった。

二人の男は静かに泣いた。
そして女子高生も静かに去っていった。


長井 零路(ナガイ レイル)
もしかして自分はとんでもない場に足を突っ込んでしまったのではないかと戦々恐々としている。

アンダーソン
クモモンマスターを目指す少年。
無邪気に夢を追いかけていたかったが、父との因縁は彼に悪との戦いを強要させた。
徐々に近づいているピッカクモとの別れの時が怖くて仕方がない。

ブラスターピッカクモ
アンダーソンの一番の相棒。
だが激化するネット団との戦いで早急なパワーアップが必要となり、
強引な進化である、ブラスター進化を選ぶこととなった。
強大な力を誇っているが、それは彼自身の命を削って産み出されるものである・・・。
そして、最後の肉親を手に掛けたこの戦いで、彼の意識は死に絶え、憎しみで動く身体だけになった。
だが、涙は枯れていなかった。

アンデルセン
アンダーソンの実の父親。
だが凶悪なクモモン売買組織であるネット団のボスである。
息子の手によって命を絶たれてしまったが、実はアンダーソンのことを愛しており、
ネット団を生み出したのも自分の子に強いクモモンをプレゼントするための、純粋な気持ちが始まりだった・・・。

イビルデッカクモ
ブラスターピッカクモの弟である。
その能力は兄よりもむしろ優れていたが、彼自身は兄のほうがずっと優れていると思い、密かなコンプレックスを抱え続けていた。
だが敬愛の念も非常に持っており、愛憎の間で歪んでいくこととなった。
アンデルセンによって捕らえられ、幾度も彼の手持ちとして兄と戦ったが、相手の友情の力によって退けられ続ける。
そしてその心の闇を増大させることになり、ブラスター進化した兄の姿を見たことで、自らもブラスター進化をすることを決意する。
既に最終進化であるデッカクモになっていたにも関わらず、必要のないブラスター進化を行ったことで不必要な負担が掛かり続けている。
ボルテッカーを食らうまでもなく、兄と最後の対峙を迎えた時点で彼は既に死にかけていたのだ・・・。
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Rark
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女子高生
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ここに来るならばもう分かっているのではないか!?

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