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【2話】烈風チェーンソー女子高生

ここは、シェオル高校生徒会室……。
夜なのだが、ここには一人の白い髪の生徒が残っていた。
この部屋にもう一人の生徒が入ってくる。
「理事長はまた「スカウト」にアスナ達を向かわせたのですか?」
この生徒はうんざりしたようにもう一人に訊く。
「またですね」
この白い髪の生徒の声にも呆れが入っていた。
「蛇口さんにも安請け合いするなって言ってるんですけどねえ」
「アスナはそういう奴ですから……」
白い髪の生徒がコーヒーを淹れ、差し出した後、おもむろに立ち上がった。
「会長、理事長の所に?」
「まー、文句言ってきますよ」
シェオル高校生徒会長、阿久野サツキは生徒会室から退室した。

烈風チェーンソー女子高生

第2話
風神と雷神の激突


夜のハイウェイでチェーンソー女子高生チカは思わぬ刺客と対峙していた!!
「シェオル高校二年、蛇口アスナ……覚えておかなくてもいい」
アスナは背部の推進ユニットにより宙に浮かび、標的を見下ろす。
「……本当だったんだ、シェオ高が個人用の飛行装置作ってるっていうのは」
両腕の兵装は彼女の『兵器』を強化するものである可能性が高い。
『自分たち』を強化するテクノロジーをシェオル高校は持っているというのか、チカは相手の装備を観察し、密かに驚いていた。。
「僕を連れていきたいんなら、それで大怪我させたら怒られるんじゃないかい」
「ふん、この程度で大怪我するようなレベルであれば……」
兵装のバーニアから、推進力を引き絞る音が響く!
「必要ないッ!」
そして弾丸の如き速度でチカに迫り、右腕のユニットからは変幻自在の刃が伸びる!!
直撃すれば両断は免れない!なんという要求レベルの高さなのか!?こわい!
「ふうん、ところで……」
だがチカはなんということもない、という声色で!
「君、可愛いね」
そう、彼女の耳元で言った!
「――――ッ!? ぐっ!!」
アスファルトの上でベクトルに引き摺られるアスナ!一体何が起きたのか!?
「速いな……!」
「君がすごい速さで近づいてきたんだから、速いに決まってるじゃないか」
造作も無いかのように返事をしてみせるチカ。その腕には既にチェーンソーが装備されていた!
そして推進ユニットの上部装甲にはわずかに傷!すれ違いざまにカウンターを行ったのだ!

「……分かった」
アスナは再び上昇!
「もう近づかない」
そして、刃を繰り出し、再び攻撃を開始した!
チカは迫り来る死の鞭を両腕のチェーンソーで弾き、凌ぐ!
「こんな夜に離れられちゃ君の顔がよく見えないよ」
両足のチェーンソーを始動!!高速走行を開始し、接近を行う!!
アスナはスラスターの推進により一定の距離を維持しながらハイウェイ上を舞う!
自らの武器の射程範囲内に収めつつ、相手の射程内には収まらぬように!
かくしてハイウェイ上で壮絶なチェイスが開始されたのだ!!
「そちらが保つまで続けてやる」
一方的に射程外から攻撃を繰り返すアスナ!だがその尽くが回避ないし弾かれる!だがこの状態では反撃を受ける危険性は薄い!優位!
「うーん、あんまり続けたくはない、かな」
チカにとって不利!!このままではまずいぞ!
「降参するといい」
「うん、そうだね……ッ」
ああ!チカが弾き飛ばされ、その身体がアスファルトに叩きつけられそうになっているではないか!
だが!?
「僕はしないけどね!」
「な……ッ!?」
瞬間、チカはアスナの背後に移動し、その推進ユニットを両断していた!!
「何をしたっ!?」
「4WBさ!」
なんという!!チカは伏せることで両足のみならず、両腕のチェーンソーも使用して走行!!一気に加速したのだ!!
「お前ェ……ッ!!」
「危ないよっ!」
チカは破竹の勢いで両腕の武装ユニットも切断!破壊!!
「く……そ……!」
「どう?降参する?」
膝をついたアスナにチカは勝ち誇る!
「……帰れるか……!」
「ん?」
アスナはゆっくりと身を起こした。
「無様を晒したままで……帰れるかッ!!」
身体が碧色に輝き始め……その手に彼女本来の剣が現れる!その刃はどこまでも伸び、電雷の如き軌道を亜光速で描く!!
雷の龍が嵐を起こすかのような姿だ!!
「……傷つけちゃって、悪かったね」
チカの顔から笑顔が消える!蒼き光を纏い、雷の嵐へと対峙する!
チェーンソーの刃が高速回転し、烈風を巻き起こし始める!!
風神と雷神が今激突するのだ!!

「うおおぁああッ!!」
雷の刃は元は二本の剣とは思えぬ速度で空間を埋め尽くしていく!!
チカはこの中を高速でくぐり抜ける!!だがあまりにも紙一重!!
「ぐぁあ……!!」
刃に纏う雷光は直撃せずとも敵に対し害を為す!!間をすり抜けるだけでも茨の道を強引に通り抜けるような傷を負うのだ!!
「ああぁぁぁああーーーーッ!!」
制服はあちこちが破れ、肌には傷が次々と生まれていく!!決死の行進の中でチカは無意識に叫ぶ!!
「それ以上ッ……近寄るなァーーーーッ!!」
これほどまでに刃を振るえど、一度も直撃しないことに痺れを切らしたアスナは、高速で刃を収納!!そこから迫るチカに対し0.5秒にも満たぬスピードで刃を真っ直ぐに伸ばした!!
「なッ……!!」
だが刃を伸ばしたときには既にチカは跳躍していた!!収納した時点で既に読んでいたのだ!!
しかし!空中にいる状態は地上ほど咄嗟に動くことが出来ない!!このまま刃を上に振るえば、チカに直撃させることができる!!当然アスナはそう考え、行動する!!だが!!
「う……あぁああぁあああーーッ!!」
振るわれた刃を足のチェーンソーで受け止める!!武器越しに電撃が流れ込む!!凌ごうが電撃までは防げない!!
「取っ……たッ?」
「あぁああぁあああぁぁーーーーーッ!!」
次の瞬間、アスナが感じたのは驚愕だった!見よ!!足についたチェーンソーが刃を回転させ、蛇腹剣の刃をレールとしてその上を装甲しているではないか!!
「馬鹿な……!?」
「があぁああああッ!!」
両腕のチェーンソーも接地させ、さらに加速!!当然ダメージもだ!!なんという度胸なのか!?
そして!!
「う……あっ……?」
頭から突っ込んできたチカにそのまま頭突きを喰らい、アスナは呆然としたまま倒れ気を失った!!
「はーっ、はぁ……はぁ……」
電撃から開放されたチカは膝をついて、肩で大きく息をした。
この戦いはアスナが勝つ可能性がいくつもあった。
非常に際どい勝利をチェーンソー女子高生は勝ち取ったのだ。



「ふう、ふう……」
その後チカはアスナを背負い、家へと向かった。
勝利した者が傷を多く負い、敗北した者の傷は少ない、やや不思議な状態だ。
「……あれ?」
家に帰り着いたチカ、だが玄関のドアが開いたままになっているではないか!
「――――ノゾミ!?」
慌てて家に入るとそこには!!
「あ……ふふ、チカ、おかえり」
元気そうなノゾミがベッドにいた。
「そっちにも刺客、来てたんだ?」
彼女の隣にはシェオル高校の制服と、その持ち主のカレンがくったりと倒れていた。
「その娘に襲われたの?」
「うん」
チカはベッドの上にアスナを下ろした。
「ドア開きっぱなしだったから、閉めてくるね」
そして部屋から出ていったのだった。

「うーん……」
アスナは意識を取り戻した。
「気がついたのかしら?」
「う……げっ!?」
目の前にノゾミがいたのでびっくり!
「うわっ!?」
しかも裸にひん剥かれていた。
「あれ、もう気がついたんだ?」
チカも部屋に戻ってきたぞ!
「私から……情報を引き出すつもりか!?」
「ふふふ、そっちの子がもう色々教えてくれたわ……」
「君のプライドを傷つけちゃったのは悪いと思ってるけど……それはそうと僕にいきなり襲いかかったお仕置きはしないとね……?」
二人の凶悪な女子高生がアスナに迫る!!
「わ……わーーーー!!!」




「もうお嫁に行けない……」
なんかをされたのであった。
「えーと、シェオル高校が僕らを狙っているって事だよね?」
「理事長のなんとかのプロフェッサーっていう人が気に入った娘を無理やり転校させてるんだって」
「ひどいなあ、君もそうなの?」
「いや、わりと穏便に……」
「ひどいなあ!」
チカは怒りを燃やした!
「二人で一緒にシェオ高に乗りこんじゃおうよ、ノゾミ」
「そうね、ちゃんとお仕置きしなきゃ……」
二人はやる気満々になった。
「ねえ君、シェオ高って部外者入れるの?」
「入れるか!認証システムだってある!」
「あっ、制服で認証するのかな?」
「そ、そうだとしたら人の制服を着ていくつもりか?」
「うん?」「そうよ?」
二人はあまりにも当然のことを訊かれたような返事!!
「う、うあーー!!」
「じゃあ着ていこっか!ちょうど二着あるしね!」
「この制服ちょっと着てみたかったのよね……」
「…………いや、待って」
だが急にチカの様子が!?
「……どうしたの?」
「僕、制服着てる人をトイレに連れ込んで縛り付けて、代わりにそれ着るっていうやつやりたい」
「映画であるやつね?」
「でも着てないと入れないしな~……」
アスナは震えていた。

そうして朝がやってきた。
「それじゃ、君たち外に出たり助けを求めちゃ駄目だよ」
アスナ達はベビードールを着させられていた!!
「なんでこんな格好をさせるんだ!!」
「もし外に出たりしたら【検閲】【検】【検閲済み】【検閲済み】しちゃうから、気持ちよくなりたく無かったらやめておくことよ?」
「わ、わああ……」
アスナはぶるぶる震えた。
「じゃ、お留守番よろしくね!」
そしてチカとノゾミは出撃した!!
「帰ってくるまでこの格好か……」
「アスナさん、あの……」
カレンがそわそわしながら話しかけた。
「ん?」
「外に……出てみませんか?」
「え?」


つづく



一話へ 三話へ

サツキ
シェオル高校生徒会長。
生徒会メンバーにすらその技量の全貌を知られていない、ミステリアスな女子高生。
下着も何を着けているのか謎である。

飛行武装ユニット
シェオル高校内にある研究開発部門によって作られた個人用の飛行装備。
生徒会メンバーにそれぞれ専用にカスタムされたものが用意されている。
武装ユニットは各生徒の武器に合わせたものだが、実はこれは単純に威力を強化するものではなく、武器を直接扱うことでのエネルギー消費を抑え、戦闘時間を伸ばすためのものである。
「空中戦が出来るようになる」というコンセプトを何よりも意識した装備であるが、何に対して空中戦を行おうとしているのかは謎である。
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