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まあ、倉庫っていうやつです。

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【十七話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

ここは夜の倉庫…ここに女子高生達が訪れていた。
「オラ、速く行けよ!」
「…。」
金髪等荒々しい身なりの者が多い中、この先頭を歩かされている女子高生は地味な姿だった。
「この辺じゃねえの?出るっていうのさあ」
「この中じゃね?」「お前速く入ってこいよ!」
「…。」
そう、いじめだ!この地味な女子高生は言われるがまま倉庫に入っていくぞ!

暗い倉庫内…荒れ果てた誰も使っていないことを示していた。
この倉庫は不可解な事故が多発するため使われなくなったのだ。そして心霊スポットとして話題になったという訳だ!
「キキキ…」「ひっ…!?」
内部にて突如笑い声!人のものと思えぬ物!
そして!!突如辺りが発火!!
「ひっ!きゃああああっ!!」
女子高生、脱出しようと出入り口に向かう!!しかし開かず!!
「開けて!!ねぇ、開けて!!」
だが既に外には誰もおらず!!脱兎の如く逃走済み!なんたる非情さか!?
「いっ、嫌あぁぁぁあ!!」
ああ、哀れ…!あっという間に火達磨に!!なんたる無情か!!
「コココ…ヒョッヒョッヒョヒョッ…!!」
悪霊は命が焼けていくさまを眺め、嘲笑う…!!


いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第十七話

「火の消えた痕に残る物」




そして翌日!
「ここが件の倉庫ね…!」
彼女はバール女子高生!カナ!
「うーん、今回はそんなに強そうな感じはしないね~。」
そしてスレッジハンマー女子高生、ツチコ!二人は除霊師なのだ!
「今回もいつもの戦術プランで!」
「前は戦術プランって言い方じゃなかったけど~」
「こっちのほうが格好いいでしょ?」
「うん、まあ~。」
カナが悪霊の出る倉庫の扉を開けるぜ!
「…ひいっ!?」
現れたのは…焼死体!!先程の女子高生の物だ!カナはちょっと漏らしそうになった。
「…もう犠牲者が出ちゃったんだ…」
「…ッ!」
カナ、バールを強く握りしめる!
打倒、悪霊!!


倉庫の内部…その中央へ到達!
「カカカ…」
笑い声!
「そこねッ!!」
バールを投擲!!
だが回避される!
「キキキ…乱暴じゃないか…」
現れたのは人の顔に近い形をした人魂!!
「あんな風に人を殺して…許さないんだから!!」
「なんだァ?あいつの家族か?友達か?コココ…良かったぞ、あいつの死に様は…」
「ふんッ!!」
会話をする気は無い!!バールを振るい、敵を撃たんとする!!
「必死にここから出ようとしてなあ…ケケケ…でもかわいそうに!友達たちに見捨てられて…そういやお前もその一人かぁ?それならお前が殺したんだぞぉ?」
「はああッ!!」
怒りの連撃!だがどれもが当たらず!
「カカカ…バカなやつ…お前も一緒に焼けていい悲鳴を上げてくれよぉ!!」
倉庫内が明るくなる!!霊的な炎が発生!!

「へッ!!」
「何がおかしい?」
「おかしいに決まってるじゃない!!」
「なっ…ゴオオッ!?」
「がら空きだよ」
ツチコが背後から攻撃!!悪霊に致命的な隙!!
「死ねぇ…ぇぇッ!!」
カナ、バールを悪霊に引っ掛け…!!
「や、やめろ!!そんなことをヲオオオォオオヲオヲ!!!」
「はあぁあああぁああッッだあぁああーーッ!!!!」
引きちぎる!!
「ゲアアアアアアアーーッ!!」
悪霊、耐えられず!!たちまち消滅!!霊的炎も鎮火!!
「はあ…ッ、はあ…っ」
「カナ、やったね~」
「そうね…」
カナは焼死体を見やる。悲しい目。
「ねえ、この人の遺族に報酬を渡したり…出来ないかな?」
「…カナ…。」
戦いは終わり、火は消え。残るのは悲しみだけだった…。



カナ
ツチコにおむつの着用を真面目に勧められて非常に困った。
ツチコ
戦闘になると声が低くなる。
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プロフィール

HN:
Rark
職業:
女子高生
自己紹介:
ここに来るならばもう分かっているのではないか!?

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