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【二四話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

今回はこのファンタジックな世界から物語を始めよう!
街の近くの山にドラゴンが居座っていて住民たちは困っていた!
悪意がないならまだ良いのだが、この竜は悪意をもって街にちょっかいをかけてくるのでわるいやつだった。
しかもめっぽうつよいしおこらせると何をするかわからんので困るぜ!!
「おう、いい藁やないか、頂いていくで」
「あ~俺の藁が!こりゃ笑い事じゃないぞ!」
暴虐無人!!
いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第二四話

荒馬を乗りこなす者ライダー


というわけでレールガン女子高生レイル、二丁拳銃女子高生ハヅキ登場!!
「うあ~、またファンタジーみたいなRPGに来たなあ。」
「(ファンタジーみたいな世界じゃ?)」
早速レイルが発言に混雑を起こしていた。
「それで悪いドラゴンってどんなのだろう」
「あっ!?あれじゃない!?」
「えっ!?」
ドラゴンが臭い息を吐いて住民たちを困らせているぞ!
「うわ~くせ~~!」
「ははは臭いやろ、肉食やからな。昨日イノシシ食ったんやぞ」
なんてわるいやつなんだ!
「うわっ、わるっ。さっさとぶっ飛ばしちゃおうか。」
「なんや!?悪寒がするな…帰るわ!じゃあな!!」
ドラゴン、猛スピードで帰宅!!
「はやっ!」「…山に帰ったみたいだね…」
「え~、じゃあわざわざ山に行って倒さなきゃなんないの…」
今日はレイルのテンションが低かったのだった。

「じゃあVTOLに乗って、山ごとあれのレールガンでふっとばそうよ」
「山ごとはちょっと…レイル今日適当すぎじゃない?」
とりあえず移動はVTOLに乗ったほうがはやいので、帰ろうとしたその時!
「待ってくだされ、レールガン女子高生殿!!」
「えっ!?」「あっ、あの白い子達!?」
フードを被った白い少女がまたしても三人駆け寄ってきたのだ!
「拙者がこの宇宙でレールガン女子高生殿をお助けする使命の天使にござる!隊長はすこし出かけられているのだが…」
「て、天使?」
初出の単語!!それに横の面妖なヘルメットを被った少女が指摘した。
「副隊長、その名前を出すのはまずいんじゃないですか?」
「えっ!?まだ未解禁でござったか!?」
「未解禁て」
そういえば幼い王女達がこちらのことを天使だと言っていたな、周りの子は白い瞳だけどこの子は赤いな、でも周りつっても一人はヘルメット被ってて色が分からないな。小腹すいたな。なんか食べたいな。レイルの集中力はズタズタだった。
代わりにハヅキが対応してくれる。
「えーと、それで、貴方達が私達を助けてくれるんです?」
「拙者におまかせあれ!既にここからあの山へのルートを確保済みにござる!」
「VTOLに乗るからいいよ」
「なっ、なんと!レールガン女子高生殿は天才にござるか!?」
「ああ…副隊長、なんか走り回ってると思ったらそんな無駄な事を…」
みんなでVTOLに乗り込んだ。

「食べちゃお」
レイルはおやつを食べだした。
「あやつはあの山の中に潜んでいるでござる!」
「よし、じゃあ燻り出してさっさとやっつけちゃおうよ」
「燻り出す!?」
「迂闊に崩すと土砂崩れとかまずそうですよ、あの山」
レイルは二つ目のおやつに手を付けた。
「あ~、確かにおっきいね。」
「火口から出入りしているようでござる」
「マグマとかあるってことじゃん、入りたくないよ」
「我々が既に爆破して巣に横穴を開けるのに適したポイントを割り出しています。そこからやつをちょいちょいっとやっつければ…」
面妖なヘルメットを被った少女が説明した。副隊長よりこの子がしっかりしているのではないか?とハヅキは思った。
「レールガン女子高生殿達は穴が開くまで待っていてくだされ!それでは参るでござる!!」
白い少女達はVTOLから降下した。
「あの子達、大丈夫かなあ…」
ハヅキが心配そうに呟いた。
レイルは三つ目のおやつに手を出した。

ドラゴンは盗んだ藁で気持ちよく寝ていた。
そしたらなんか激しい爆音が鳴り響いたので飛び起きた!!
「な、なんや!?近所迷惑なやっちゃな!?俺の特権やぞそれは!!」
なおも破壊音は続く!!
「えっ、なんか大きくなっとるぞ!?」
住処の壁から炎が吹き出し、穴が生まれた!!
「ゲッ!!これじゃ夜寒いやんか!!誰の仕業や!!」
ドラゴン、火口より出撃!!

「あっ、燻り出せたよ。やっつけよう。」
レイルは片手でレールガンを構えた。それともう片手でおやつを齧っていた。
「な、なんやあの…なんや!?」
ドラゴンはVTOLを見るのは初めてだった。
「おちろ」
レールガンが雷撃のごとく弾を撃ち放った。
「ギャーーッ!!」
ドラゴンは地に落ちた。そしてレイルはおやつを食べ終わったことに気がついた。

「とにかくすごいでござる!」
「まあ、穴開けたら出てきますよね。」
「これで解決なんですかね?」
白い少女達も喜んでいたぞ。

「お腹いっぱいになったら眠くなってきた…」
そしてレイルの集中力が限界だった。
「レイル大丈夫?今日もう限界じゃない?」
「限界みたい」
もうだめだった。

ハヅキはVTOLを降下させ、白い少女達のもとへ行った。
「あの、今回はありがとうございました!」
「礼には及ばぬ!それが我らの使命なり!」
「こちらこそありがとうございます…その、そそっかしい副隊長で。」
「そそっかしいとはなんだ!」
「あはは…そういえば貴方達の名前、まだ聞いてませんでしたけど」
少女たちに微笑みながら聞いた。
「いや、まだ拙者達は名を賜っていないでござる!だが今回の活躍できっとその日も近いにござる!」
「や、そこまで活躍しましたかね?」
「えっ?名前が無い…?」
その時、ハヅキの顔が驚きに満ちた。
「あっと、副隊長。我々と違って普通の人は産まれた時に名前を貰うんですよ。」
「そうであったか!?」
「そうですよ。」
「あ…あなたたちはすぐに名前を貰えるわけじゃないんだ…?」
「そう!我々天使は相応しい修練を積んだ時にようやく誇らしい名を貰えるのでござる!」
「や、別に貰わなくても自分で名乗り始めてもいいんですよ。」
「そ、そうなんだ…。」
戸惑いながらも納得する。

「じゃあ私は戻りますね、レイルがいろいろ限界なんだ…」
「今度会う時は必ず名を貰っている事を期待していて欲しいでござる!」
「気が速くないですかね?多分そんなに遠くないうちにまた会いますよ。名前貰う前に。」
「お前はさっきからいちいちとうるさいぞ!」
「あはは…じゃあ、さようなら!」
「さらば~!」「さようなら~!」「さよなら~」
ハヅキは彼女たちに別れを告げ、VTOLに乗り込んだ。
「名前が無い子、か…」
ハヅキは悲しそうに呟いた。そして。
「あっ…」
「んぐぐ…このまんじゅうやろう…たべられろぃ…」
レイルは部屋の前で倒れ寝ていた。
とりあえずVTOLは空高く飛び上がり、ひと目につかないようにした。
こうしてレールガン女子高生達の活躍によって悪しきドラゴンは討ち取られたぞ。
めでたしだなぁ。



レイル
実は疲労がすごかった。
ハヅキ
だんだんレイルの代わりにやり取りする係になってきた。







「これで一件落着でござるな!!」
白い少女達はVTOLを見送った!
「なんか嫌な予感がしますね~」
「ややや、確かに嫌な生命反応がありますね。」
「何ぃ!?」
なんだというのか!?もしや!

「てめぇらか俺の安眠を妨害しよったのは!!」
「何っ!?貴様討ち取られたのではないのか!?」
ドラゴンが生きていたのだ!!なんということか!?レイルはもういないぞ!!
「危なかったわ…俺の腹筋が鍛えられちょらなかったら即死だったやろうな!!今もすげぇ痛いんやぞこの猿どもが!!」
「副隊長!!撤退しましょう!!」「ひえ~!」
「い、いや…ここで討ち取れねばレールガン女子高生殿達に顔向けできぬ!!」
副隊長、攻撃を開始!!射撃!!
「仕方がない、服隊長!あなたが怪我して運べるようになるまでお供しますよ!」
「かたじけない!」
「え、え~!逃げましょうよ!」
「私達がこいつとやりあってる間に隊長に連絡を取るんですよ!!」
「は、はい!!」
面妖なヘルメットを被った隊員も応戦を開始!最後の一人は撤退!

「効かんわボケェー!!」
ドラゴン一気に間合いを詰めてフック!!
「くっ!!」
二人は素早く回避!!
「副隊長、こいつは皮膚が硬すぎる!削岩爆弾なら効くかもしれない!どちらかが足止めを!!」
「引き受けた!!」
副隊長、銃をブレイドモードに変更し光刃を発振!!突撃する!
「ちっ、はっきり自分が足止めするって言ったほうが良かったか!」
ヘルメット隊員、爆弾の準備!

「何やワレ!ピカピカする剣持って!!」
迫る竜の爪!!
「イヤーッ!!」
迎え撃つ光刃!!受け止め拮抗!!
「ぐっ…!」
「なんや、チビな割に力あるやんお前!」
もう片腕が迫る!受け止めている腕を受け流し、飛翔し回避!!
「そう避けると思ったんや!!」
「何ッ!?」
ドラゴンが素早く身を翻し…!!
「ぐあッ!!」
尻尾によって叩きつける!!だが!?
「セット!!」
「なッ!?」
ドラゴンは副隊長の相手をしている間にもう一人に爆弾を仕掛けられていたのだ!!
すぐさま跳躍し離れる!!
「横っ腹に穴ァ開けてやる!!」
起爆!!
「ぐおっ!?」
「ちっ!?」
ダメージは想像よりも軽微!!
「なんやワレ、俺はドラゴンやぞ!?火に強いんや!」
「ファンタジー生物が!!」
隊員は悪態を付いた。今持っている装備はどれも熱に関連するものだ。この生物が熱に強いとなるとことごとくが相性が悪いことになる。だが…
「…拙者はまだ動けるぞ!さっきのは残念だったな…!」
「副隊長、こうなったら奴の腹だ」
「よし、なんとかしてあの大口を開けてさせてやる…!」

「お前ら二人で俺に勝とうっちゅうのが何よりの間違いなんや!降参したらどうや?」
「いいや、降参の選択肢は…」
副隊長が低く構え…
「元より無しッ!!」
飛び込む!!
「なんや、バカがぁ!」
腕によって迎撃しようとする、だがそれよりも速く踏み込み!!
「ぬっ…おりゃあああああ…!!」
「はっ!?ははあ~~~~!?」
下顎に足を置き、上顎を掴み強引にその口を開かせる!!
「は、はへほへ!?」
「たっぷり味わいなッ」
爆弾を全てその開けた口内に投入!!
「はっ!!」
副隊長も離脱!!

「んぐ!?な、なにを食わせおったんや!?喉ん詰まったらどないする!!」
「死ねッ」
起爆!!!!
「おっ!?ごあ~~!!」
体内で爆発!!
「は~~!あ~~~!!お前ら俺が火い吹けるからって爆弾食っても消化できるんとちゃうんぞ!?」
またしてもダメージ軽微!!
「ちっ、副隊長!諦めはそろそろ付きましたか!」
「まだだ、刀がある!」
二人は銃より光刃を発振し、近接戦闘の態勢へ、だが!!
「お前ら…もううんざりしてきたわ!」
ドラゴンが強く息を吸う!!
二人は跳躍して回避の態勢になるが…!
「ガァアァアアアアアーーーーッ!!」
凄まじい咆哮!!その圧に!!
「うっ!ぐあああぁああっ!!」「畜生おぉおォォォォーーッ!!」
吹き飛ばされる!!
「ぐあぁっ!!」「がっ!!」
地面に、木に叩きつけられ、ダウン!!

「ふう、スッキリしたわ。人間ならあれで死んだやろ。」
ドラゴン、満足!だが!
「よう、手前か!!」
「なん!?げぼっ!?」
突如何者かが強襲!!怯む!!
「うちのひよっ子共が世話になったってのはよぉ!!」
「何やワレェ!?」
フライトユニットを背に装備した青い目の白い少女…天使が現る!!
「ランクスローンズ!ライダー様よ!」
「た、隊長殿…」「いっった…」
二人は無事だぞ!
「何や名前なんぞ言われても覚えるわけがないやろが!吐くだけあって吐き気がするんで嫌なんやが特別に焼き殺したるわ!」
ああ、息を吸う!!今度は明らかな熱気!!
「いいから覚えろよ!最高に最高なライダー様!手前が土産話に持っていく名前だぜッ」
「知るかボケェェェーッ!!」
ドラゴンのファイア・ブレス!!超高温の炎を口内より発射!!攻撃する!!
ライダーはあっという間に炎に飲み込まれたぞ!だが!?
「なまっちょろいんだよォッ!!」
「なッがーーーッ!!」
なんと炎の中を突っ切り、顎に一蹴り!!
「腹立つな~~オマエ!!」
ドラゴン、緊急浮上!!
空中戦ダンスのお誘いかぁ~?」
空中戦闘に移行!!

凄まじい高速戦闘!一見互角!だが!!
ライダーは巧みに背後に回り込む!挑発するように!
「なんなんやワレ!!ちょこちょこと俺の裏を行きおってからに!!」
「いいぜ!ギンギンにおっ勃って来たぜ!!でもなァ、このライダー様と空中戦ダンスするには…」
フライトユニットに装備されたグリップに手をかけ…
速くイケてねぇんだよッ!!」
グリップより光刃が発振される!!ドラゴンの羽根が…
「ギャーーーッ!!いややもう!!」
切断される!!

「すいまへん、もう悪さしません、勘弁したってください…」
「今度悪さをしたら死ぬよりひでぇ目にあわすぜ」
「ひぃ!?」
ドラゴンは反省して逃げていった。これで解決だぜ。
「隊長殿~!」「背中めっちゃくちゃ痛い…」
二人が駆け寄ってくるぞ!
「誠に申し訳御座いませぬ…!!」
「お前ら。格上に当たったら逃げろって教わったろ?」
「ええ、でも副隊長が…。」
「お前もバカに付き合うんじゃない!今回みたいな時は一人を逃がすんじゃなくて二人で引っ張って逃げろ」
「はい…。」
「まあそれはそうとして俺様が来るまで耐えてたのはよく頑張ったな!今度はちゃんと戦っていいって時にそういうの見せろよな~!」
ライダーは二人の頭を撫でた。
「た、隊長殿…」
「ところで隊長、レールガン女子高生が来た場合その支援をするのが我々の仕事であって、自分たちで問題を解決するのは違うのでは?」
「あ…。まあいいじゃねえか!」
良いのかどうか怪しいのだが、とにかく街は平和になったぞ!!
すごいぞ、天使達!!


そして恒例の悪のはかせが…
「ひい~…まんじゅうじゃない~…」
寝ていた。


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ドラゴン
人に迷惑かけるのが好きな迷惑なドラゴン。
迷惑止まりなので意外と悪いやつでもないが、悪いことは悪い。
すごい生き物なので羽根はまた生えてくるが、悪戯心がまた芽生えてくるかどうかはだいぶ怪しくなった。
天使
レイルを手助けする謎の白い少女たち。
神話的な存在と言うよりも、科学的な存在に見える謎の存在。
副隊長
侍とか忍者に憧れる無垢な天使の一人。
がんばって活躍して速く強くなりたくてしょうがないのだが、空回りがすごい。
面妖なヘルメットの隊員
面妖なヘルメットが特徴の天使。そして副隊長にいちいちうるさい。
しかし気にかけているからこその行動でもある。
ヘルメットを面妖呼ばわりされているが、格好いいと思って被り続けている。
ライダー
フライトユニットで胡散臭い機動で飛ぶのが得意なつよそうな天使。
自分の実力に絶対的な自信があって実際つよい。
飛んでるとテンションが上がるタイプで、興奮してくると何かが勃ってきたとのたまい出すが、本人曰く「心のちこ」らしい。
悪のはかせ
スク水を発注して後戻りができなくなってきた。
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