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【二五話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

今回は原作者大河さん提供のプロットで書かれています。本当にすいませんでした!

今回はこのお菓子の世界から物語を始めよう!
この世界は全てがお菓子で出来ている!お菓子の大陸!お菓子の森!お菓子の建物!
そして!お菓子の人間!!
「わあ~~~!!」
早速の悲鳴!!
「殺人事件だ~~~!!」
無残に食い殺された菓子人間の遺体!一体誰が!
「こ、これは!?」「なんてこと!?」

いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第二五話

「おかしな国のおかしなお話」


平和なはずのお菓子の国!そこで起こった残酷な事件!犯人は一体!
「なんて無残なの…きっと」
「きっと?」
「きっとこれは行き過ぎた愛の結果よ!!」
お菓子人は考えが甘かった。
「は?そんな訳が…」
「何を言ってるんだ君は!これは…痴情の縺れに決まっている!」
「死んでしまった彼を恋人が食べてしまったのかもしれない…壮絶な愛だ…」
「いや、そんな…。」
ダメだった。恋愛脳だ。

警察が立ち入って捜査が始まったぞ。
「刑事さん!この事件の犯人は一体!?」
「うーむ…これは…加害者が食べ残されている事からすると…」
「すると…!?」
「食べきれなかったのかもしれませんねえ。」
「なるほど!!」
「なるほどじゃないだろ!ちゃんと考えろよお前ら!」
刑事も考えが甘かった。
「いや、待って下さい。ここにチョコがあります。これはきっと何らかのメッセージです」
「チョコ…チョコといえばバレンタイン!そう!彼は誰かに愛を伝えようとしていたのね!?」
「いや、無関係に置いてあると思うんだが…」
「ああジェームズ!!なんてこと!!」
捜査中に突如お菓子人が!ところで規制が甘いので普通に現場に色々人が入り込んでいる。
「貴方はジェーンさん、そうか、二人は付き合っていたのですね」
「ええそうよ、でもこんなことになるなんて…」
「!!分かりました!犯人が!!」
「な、なんですって!?」
「犯人は貴方とジェームズさんが付き合っていることに不満を感じていたのです!だから彼を殺してしまった!」
「なんですって!?!?」
なんということか!?たぶん違うと思うのだが…。
「ううむ…しかしジェームズさんと結ばれたかったから行き過ぎて彼を殺してしまったのか、それともジェーンさんに近寄る彼が許せなかったのか…まだ分かりませんね」
「犯人分かってねえじゃねえか」
「ちょっと貴方!愛が無いわよ!!」
「そうだ!君は愛というものがないのか!!」
「ええっ!?いや、俺にも愛は…あるぞ!?」
「なんだあ、良かったわ。」
すごい甘かった。

「うーむ、そもそも犯人はどこに行ってしまったんでしょうねえ。私の推理通りだと、恐らく…」
「恐らく…なんですの!?」
「もう森の方に逃げているんではないでしょうか。」
「た、大変だ!!急いで森を探さないと!!」
「そうだ皆、森に行くんだ!!」
お菓子人達は騒ぎ出した。もう犯人が見つかりそうにない。そんな時だ!!
「いや、待って」
「え!?」「あ、貴方達は!?」
「犯人はこの中にいる」
レールガン女子高生、レイル参上!!


さて一刻前!VTOLがお菓子の国へ降り立った!
「うわ~、甘ったるいわここ」
「すごいね、絵本の世界みたい!」
レイルと二丁拳銃女子高生ハヅキはここの問題を解決するためにやってきたのだ!!
「マジにチョコの木かなこれ。食べれる?」
「レイル、たぶん食べないほうがいいよ。外気に晒されてるし」
「…夢が無いね。こんだけ甘い世界だと食べれるかもしれないじゃん。」
「甘い見通しは良くないよ!」
「まあ…そだね。」
お菓子の村に到着!
「キャー!貴方達は!?」
「あ、えっと」
お菓子人と遭遇!!身体が違う自分たちは彼らにとって異質な存在、排除されるのではないか!?危惧を感じる!
「女の子同士でカップルなのね!?」
「え、いや」「ち、違います!」
レイルの考えより甘かった。
「キャー!照れちゃって!キャー!」
「はあ、ははは…」
道中こんな調子で二人は精神を削られていった。


そしてやってきたのだ!!殺人の現場へと!
「は、犯人は森に逃げたって刑事さんも言ってるじゃねえか!こんな所にいるわけ無いだろ!」
「そうよ!刑事さんは刑事だから正しいのよ!!」「そうだそうだ!」
こいつら考えが実に甘かった。
「こんな甘い考えばっかの所でわざわざ犯人が現場に居残るかってんだ!逃げたら逃げ切れるだろ!」
「そうよそうよ!」
「犯人は、そこの正論を言ってる人です」
「なっ、何ィ!?}
なんという!?確かに彼だけ考えがそんなに甘くなかったが!?
「こ、根拠は何だよ!証拠は!」
「そうよそうよ!」
「いや、その…あのですね、貴方が犯人ってデータで知っててですね。」
「そんなもの証拠になるか!!」
「そうよそうよ!」
「うるさい!喰らえ!」
レイルが珍しく怒って発砲した!
「ギャッ!!」
「うわーーー!!」「きゃーーー!!」
そして、容疑者の身体が崩れ落ち!?
「ケッ…こんなことならさっさと逃げときゃ良かったな!」
また黒い奴が出てきた!奴はバハル・ギャスバー!敵だ!
「な、何!?君はクッキーじゃなくてチョコ人だったのか!?」
つくづく考えが甘かった。

「ヘッ!バカな奴らだぜ!!腹が減ってきたからお前も食ってやる!!」
「ギャアーーッ!!」
ああ!お菓子人が噛みちぎられたぞ!!このままでは被害が増大!
「キャーーー!!」
「でも待って!!その人…きっと愛あっての行動よ!!」
「邪魔ぁ!!死にたくなかったら速くどっか行ってよ!!」
現場から人が逃げないどころか集まってくるのでレイルもキレているぞ!
「みなさん速く逃げて下さい!」
「何っ!?君の好意は嬉しいが、私は既に妻がいるのだよ!!」
「何の話です!?死にたいんですか!!」
「妻のためなら死ぬことも辞さないぞ!!」
ハヅキが避難させようとするがさっぱり上手くいかず!!
「へっへっへっ!!じゃあな!!」
犯人バハル・ギャスバーは混乱に乗じて逃走!!お菓子人の間を駆け抜け、辻食いし!!
「ああもう!!逃げちゃった!!」
「待ってくれ!バナナマフラーの少女よ!!」
「バナナじゃない゛!!!」
「彼もきっと事情が、愛があった故の行動だ!!逃してやってくれ!!」
「な゛い゛!!!」
お菓子人共に止められるぞ!!考えが甘すぎだろ!?
「どけ!!」
「ああ、君!!そんなに彼のことを!?」
「ちがう゛!!」
強引に押しのけ、追跡を開始!!
「な、なんという愛だ…!若さなのか!」

「へっへっへっ、まさかあいつらが逃げる手助けをしてくれるなんてな…」
バハルはまんまと逃げおおせた!
「また別の菓子人に化ければ、俺はまた奴らを食いたいだけ食えるって訳だ」
なんという邪悪な輩なのか!ところが!?
「待って!!貴方!待って!!」
「なんだてめえは!?」
「私はヘンリエッタよ!!」
菓子人が一人追いついたぞ!!
「名前を聞いたんじゃねえ!」
「私は貴方に惚れてしまったの!!貴方のその愛に!!」
「世迷言を!!食ってやる!!」
「ああ素敵!私は貴方のような人に食べられたかったの!!」
もはや狂っているのでは?
「いや待て…お前を食うのは少し後だ」
「ど、どうして!!」
「追いついた…ぶっ殺す!!」
レイルも追いついたぞ!!
「ま、待って!!この人は悪い人じゃないわ!」
「悪いやつなの!!」
「へへへ…こりゃいいや、勝手に盾になってくれるなんてな」
ヘンリエッタとやら邪魔だぞ!!

「どうして討つと言うなら…私ごと彼を撃って!」
「う゛ー!!!!」
バカとは言え流石に一般市民は撃てない!撃てないが滅茶苦茶撃ちたいレイル!!その時だ!!
「ぐええっ!?」
「えっ、な、何!?」
「貴方の事はいいクッキー人だと思ってたのに…本当はチョコだったんなんて…よくも…騙したわね…!!」
「な、何を言ってんだてめえ!?」
新たな乱入者がバハルを刺したぞ!!
「私は貴方のクッキーさに惚れていたの!それなのに!!貴方は!!貴方がァァァ!!」
「や、やめろ!!うわああ!」
すごい気迫!!比較的強者であるはずのバハルが一方的に刺される!!
「待って!!そんな事させない!!」
「邪魔を…するなァァァ!!」
「ああっ…!」
ヘンリエッタも刺される!!
「う…あ…」
「え…私…人を…?」
さっきバハル刺してただろ。
「貴方が…冷静になってくれたなら私…いいわ…」
「そ、そんな…私のために…!」
感動のシーンが始まったのだが、ここでちょうどバハルの近くから人が離れた。
「死ね゛ぇ!!!」
「う、うわ!!うぎゃ~~~~~っ!!」
レールガンの雷撃を受け、バハル・ギャスバーは消滅した。良かったよ。

「ああ、ああ!なんてこと!」
「あ、貴方…彼を殺してしまったの!」
「殺したよ」
壮絶な顔!!その顔には『疲労』が刻まれている!!
「そ、そんな…」
「貴方…」
「…何」
「そこまで彼のことを深く愛して…」
「……。」
「私達なんかよりもずっと…」
レイルの視界にはチョコで出来た木が映った。
「ん…。」
チョコの葉をもぎ取り、口に運ぶ。
「まずっ」
すぐに吐き捨て、その場を去っていった。

「レイル助けてー!!」
「んあ!?」
ハヅキの悲鳴!!
「君の事が好きなんだ!!許してくれ!!」
「貴方みたいな素敵なマシュマロ人は見たことがないわ!!」
お菓子人にめっちゃ取り囲まれもみくちゃだ!!
「お前らぁ!!」
レイルはレールガンを発射した。近くの家が崩壊した。
「うわっ!」「キャー!!」
何故か崩壊した家に寄っていった。
「ハヅキ、速く逃げよう!」
「う、うん…」
ハヅキの全身はお菓子で汚れていた。
「なんか下着の中に入れられたみたい…」
「も~~速く帰ろ!」

二人は急いでVTOLの場所まで向かったのだが!!
「ここにはこれなんか良いんじゃないかしら!?」
「これにしたらどうかな!」
「ゲ!!!」「あーっ!?」
お菓子人が群がっている!!なんかお菓子をひっつけてやがるぞ!!
「があああああああ゛ーーーーーっ!!!!」
レイルの咆哮が鳴り響いた。



レイル
誰か一人ぐらい鍋にぶち込んでやるべきだったのではと思っている
ハヅキ
スク水の中にチョコを入れられた。
これはお菓子人の間では随分に酷いセクハラらしい。
お菓子人
菓子で構成された肉体を持つ人類。
考えの甘さと恋愛脳に定評がある。
ある意味精神がものすごく強靭なので、ひどい状況でも生きていけるぞ。そのまま滅んでいきそうだが。
バハル・ギャスバー
犯人。擬態能力を持った黒いやつの一種。
戦闘能力はグランバーと大差無いものの、生物に擬態することで可能な行動の幅は大きく広がっている。
この個体はお菓子の世界に潜むことで食事に困らないかつ同時にヒトを減らせると考えていた。
お菓子人の甘い考えは彼の潜伏に大いに役に立ったが、彼の頭痛にも大いに貢献した。
彼らが馬鹿なので逃げず現場にいれば隠し通せると思ったようだが、部外者の介入でご破産に。
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