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まあ、倉庫っていうやつです。

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【二八話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

今回はこの謎の施設から物語を始めよう!!
この通路で二人の少女が再開を喜んでいた!
「おお、ウルフ、ようやく帰ってきたのだな!」
「アネキ!お久しぶりっす!」
「前お前が帰った時は私はここにいなかったからな!本当に久々だ!」
同じ純白の髪を持つ二人!!だが!顔まで類似!そう!クローン!!


いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第二八話

「来週まで待てない」


「アネキはこれからなんか仕事あるんすか?」
「うむ。今週の博士のお世話はこのブレイカーの担当になったのだ!」
「あ、じゃあ自分もお手伝いするっす」
「そう言ってくれると思っていたぞ!では行こう」
博士とは!?

「博士!失礼します!」「失礼するっす~」
なんというハイテクな施設か!!自動ドアだ!!
「レイルがんばえ~!!」
ああ!?これは悪のはかせではないか!!しかもレイルを応援しているぞ!
「あ」
「「あっ」」
気まずい瞬間!
「ち、違うんだよ!私は悪のはかせだから、応援とかしてないんだよ!」
「いや、あの、失礼しました!」
「博士レールガン女子高生大好きっすね~」
「違うの~!」
「こ、こらウルフ…」
「じゃあなんで自分らに手助けさせるんすか?」
「だから!!油断したところをやっつける作戦なの!」
「うっそだ~」
「も~~!」

「とりあえずお片付けしますけど…」
「あっ、そういえばお願いしたい事があるんだけど~」
「なんすか~?」
「ポテジ持ってきてくれない?今週の分もう食べちゃって…」
ポテジとは、ポテトチップ.Zipの略だ!普通サイズに見える袋に嘘だろってぐらいの量が入ってる特製のポテチだ!
「ダメです、そういう決まりでしょう」「ダメっすよ!」
「にひひ~…そう言うと思って…」
はかせが何か取り出したぞ!
「はっ!!」「それは!!」
「持ってきてくれたらこのブルーマシュマロを二人にひとーつずつあげちゃうよ~」
ブルーマシュマロとはこう、彼女たちの大好物だ!!
「では行ってまいります!!」「任せてくださいっす!!」
陥落!!

「じゃあウルフ、まずは腹ごしらえだ」
「えっ!?自分向こうでお昼食べたばっかりっすよ!」
「カレーを食べたらやる気も数倍出るだろう!」
「なんか腑に落ちないっすけど、アネキが言うなら…」
おお!食堂だ!食堂にもクローン達がいっぱいいて自分のタイミングでご飯を食べているぞ!
ところで読者の方々は彼女らが何なのかわからなくてそろそろ混乱していることだと思うので解説をするぞ!

まずここは悪のはかせのひみつ研究所だ!!これが広くていろんな区画があってとにかくすごい!
「カレーは美味しいっすけど腹八分にしたほうがいいんじゃないすか?」
「ふふふ、まだ甘いなウルフ、腹八分はどれぐらい持つ?」
「あ、割とすぐに腹七分になるっすね…特に自分はすぐお腹が減るっす…」
そして彼女たちははかせの部下である「天使」達だ!クローンだが個々の個性を育てている!
みんなであちこちの世界に行って何かをしているぞ!何をしてるんだろうなあ。
「そうだ。なら食べれるまで食べたほうが良い」
「でも頭が動かなくなるっすよ?」
「ふふふ、ウルフ、ベストコンディションで戦える時間なんてそう多くない。だから満腹の時に万全に動けるようにすることを考えたほうが良い」
「は~なるほど~!…そろそろ入らなくなってきたっす…」
しかしウルフ、大盛りを完食!!食べ過ぎでは?
「では行くぞ!!」「お腹痛くならないっすかね?」
「それに慣れろということだ」「なるほどっす!」

広い廊下を歩いて貯蔵庫を目指すぞ!
道中大きな盾に身を隠しながら歩く天使と二人はすれ違った。
「あれ?あの子なんすか?」
「あれは最近エクシアイに上がって名前を貰ったシールダーだ。見ての通りの恥ずかしがり屋で機動防盾に隠れないと廊下も歩けん。盾自体もどんどん改造して、ありゃそのうち動く城に乗るぞ」
「へえ~、最近はいろんな子が育ってきてるっすねえ」

「そういや貯蔵庫に行く途中は監視カメラとか見張りの子とかいるっすよ?どうするんすか?」
「ウルフ?監視は何のためにあると思う?」
「え?そりゃあ博士の為っすけど」
「それは特別な例だ。基本的には侵入者、敵がいないか見張るためだろう。」
「あ、自分らは敵じゃないから大丈夫ってことすか?」
「そうだ!だがこそこそしていては怪しまれる。堂々と行くぞ。」
監視付き通路!!ここははかせの侵入を防ぐためにカメラや見張りが設置されている!!
「行くぞ、堂々と」「了解っす~」
二人はここに堂々と通る!!そして!!
「あ、あの!お二人はどうしてここに?」
見張りに引っかかる!!だが!!
「貯蔵システムの抜き打ち点検に来た!通してもらうぞ!」
「えっ!?わ、分かりました!どうぞ!」
堂々と通過!!
「あ、アネキ、さっきの大丈夫すか?」
「大丈夫だ、本当に点検すればいい」
「ああ!流石っす!」
なんたるインテリジェンスか!?

あっけなく貯蔵システムに到達!!
「よし、じゃあ点検しつつここからポテジを出す方法を探すぞ」
「あれ?方法しらないんすか?」
「知れるようになってたら博士が侵入しようとするだろう…配送ロボも当たってみたがやはりダメだった。ならば直接調べるしかあるまいよ!」
「それもそーっすね!」
点検開始!!

「…よし、異常なしだ。そしてウルフ、何かわかったか。」
「わからないっす。」
「そうだな。」
そして点検が終わったが途方に暮れる!!
「よく考えろ…何らかのすぐ出せる機構があるはずだ…」
「う~、これねずみ返しならぬ博士返しなら自分らにはますますダメなんじゃないすか?」
「待て、諦めるな…何か方法が…この程度打開できねばブレイカーの名が泣く…!」
そん時!!
「こら、貴方達!!」
「うげ!!」「…!!!」
二人の背後に現れたのは!!
「ハービィさん!」「セラフィム・ハービンジャー!」
ハービィ…その本来の名をハービンジャー!!
「どうせ博士に頼まれてポテジを取りに来たんでしょう!」
なんたる鋭い洞察力か!?
「いえ!博士は関係ありません!私自信の欲で侵入しました!」「そう!そうっす…」
しかし隠し通す事に挑戦する!はかせが関わっていると確定すればマシュマロが遠のく可能性は大きくなる!!そしてこういった状況の打開に挑むのがブレイカーという天使…!だが!
「ふふふ…じゃあウルフちゃんにお聞きしますけど~、これが上手く行ったらブルーマシュマロが手に入りますか?」
「入るっす!!」
「じゃあ誰がくれますか?」
「あっ、ウル「博士っす!」
ウルフは嘘がつけぬ!!

「あらあら~、やっぱり博士のお願いを聞いたんですね~」
「あっ…。」「…。」
もうだめな感じだ!
「じゃあ正直に話したウルフちゃんに良いものをあげましょう!」
「えっ?」
ハービィが取り出したのはなんと…ブルーマシュマロではないか!?
「え!?いいんすか!?」「なんとっ!?」
「じゃあ私は見回りが終わったら博士を叱りにいくので~」
そして去りぬ!
「やったっすよ!一個っすけど手に入っちゃったっす!」
「待て!私にいい考えがある!}
「えっ!なんすか?」
「2つに増やすぞ!急げ!」
ブレイカーのいい考えとは!?

「ポテジに手を付けないやつと言えばフロウラーだな!」
「もしかしてアネキ、マシュマロひとつをポテジにして更にマシュマロ2つに!?」
「ああそうだ!セラフィム・ハービンジャーが博士を叱りに行く前に交換できれば可能性はある!」
居住区画!!個室のドアをノック!!
「な…なに?」
前髪の長い天使…フロウラーがドアの隙間から顔を見せた。
「このマシュマロとポテジを交換しないか!?」
「えっ、えっ!?」
「在庫はあるか!?」
「あるけど、なんで!?」
「そういう気分だからだ!!」
「え、じゃ、じゃあ、10袋あげちゃう!!」
「恩に着る!!」
ゴリ押し!!

「はかせー!!」「持ってきたっすー!!」
「わー来た…わー多い!?」
はかせの部屋に到着!!
「全部で10袋の確保に成功しました!これっきりとは思いますが!」
「うへ~ありがとう!じゃあ…一人5個ずつね!」
「ありがとうございますッ!」「やったーっす!」
ブレイカー、ウルフ、一人あたり5個ずつ…!!計10個のブルーマシュマロの獲得に成功せり…!!
「じゃあこれ仕舞ってくるので一旦部屋に戻らせていただきます!失礼しました!」「いただきまーっす!」
両名退室!!

数分後!
「うへへ…そろそろ食べよっかな~」
はかせ、ポテジに手を付ける!
「今週の分はもう無いはずですよね?」
「わー!!ハービィ!!」
そしてはかせはハービィにポテジを取り上げられたのであった!!
「ひー!!あくま!!」
「残念ながら天使でして~!」
「わーん!!」




「博士大丈夫っすかね?」
「まあ、今度我々の分のポテジをこっそり献上するとしよう。」
「そっすね」
「貴方達」
「「あっ」」




おわり




悪のはかせ
宇宙の狭間に自らの研究所をこしらえ、たくさんの天使たちと暮らしている。
天使たちに働いてもらってポテチ食べ放題だと思ったら制限を食らった。
レイルの事は異次元うちゅうテレビで監視している。
ブレイカー
ランク:ドミニオンズ
奇策や力技によって状況を打開する能力に優れた天使。
どうやってか物理法則を捻じ曲げるような事をすることも多く、その打開っぷりからブレイカーの名を貰った。
戦場なら信頼できるが、日常だと奇行としか思えない行動をすることがあるので見ていて危ない。
だが分かっててやる挑戦者なのだ。
ウルフ
ランク:セラフィム
命名パターンとしては初めての動物名を貰った天使。それが彼女の特異性の一端を示している。
ソルジャーランクの時点で既に高い戦闘センスを発揮。その後破竹の勢いで能力を覚醒させ短期間でセラフィムに登り詰めた。
単独での遊撃を任される、強力な天使の一角。
だが性格は人懐っこく、すなおで信用する人の話を信じやすい所がある。精神的な経験値もまだまだ。
ランクはブレイカーより上なものの、彼女に助けられた経験から姉貴分として慕っている。
というか、とりわけブレイカーを慕っているだけで、歳上の人はだいたい慕う。
実は彼女の日常での奇行をやや心配している。
ハービンジャー(ハービィ)
ランク:セラフィム
天使の中でも最古参であり、最高幹部とも言える存在。
異常な速さが特徴であり、加速時は「消える」と表現出来るスピード。
その素早さと能力を最も速く覚醒させ、天使の力の解明に大きく貢献したことから、先駆者という名を仲間から貰う。ハービィは愛称。
そんな彼女だが組織の管理とかそういうことをあまりせず、その辺をうろついて下手をすると雑用をやっている。
幼い天使の教育にも熱心で、小隊の隊長として現地に赴いている事も多い。
それらとは別に自分の部隊である「ハービンジャー隊」も持っている。
フロウラー
ランク:ヴァーチャーズ
ふわふわした独特の飛行方法が特徴の天使。
風に流されるように飛んだかと思えば急に鋭く動いたりと挙動が掴みづらい。
能力はあるが出不精なためあまり任務に参加しようとしない。
割りと少食で、量の多いポテジを一週間に一袋消費できないため部屋に貯めていっている。
だが人にタダでやる気はない。そんな人物。
シールダー
ランク:エクシアイ
最近名前をもらった天使。
恥ずかしがり屋で、何か大きなものに身を隠さないとろくに動けない。
なんとかそれを克服させようと、あらゆる試みが行われたが尽くが失敗に終わる。
そこで武装した大盾を武器として使わせて見たところ、これがピッタリで凄まじい才能を開花させた。
だが専用の『機動防盾』が開発されてからはどんどんと改造を繰り返しており、周りに心配されるとにかくすごい盾を構築して行っている。
別に英雄の魂が宿っていたりはしない。
天使
悪のはかせに生み出された少女達と、それらが所属する私設組織。たぶん組織。
誕生時から特殊なナノマシンを埋め込まれ、高い身体能力と特殊な力を生まれつき所持しているクローン達。
天使の階級に基づいた九つのランクが存在する。
下位:ソルジャー、アーク、アルケー。
中位:エクシアイ、ヴァーチャーズ、ドミニオンズ。
上位:スローンズ、ケルヴィム、セラフィム。
ソルジャーが一番低く、セラフィムが最も高い。
このランクは成果ではなく、能力の覚醒によって上昇する。
ちなみにアークまでが瞳の色が白、アルケーは赤、エクシアイからは青という特徴がある。
あちこちの世界に送り込まれ、何らかの暗躍をしているが目的は不明。
はかせひみつ研究所
宇宙の狭間に存在する悪のはかせのひみつの研究所。
規模が大きく、かなり大人数の居住施設や、研究開発区画、テレビのでかいゲーム部屋等いろんなものが揃っている。
食糧供給も自給自足で十二分に賄えるシステムが完成されている。
宇宙間ワープシステムや、宇宙間移動機によって他の宇宙に行くことも可能。ちなみにワープするにはその世界に装置を設置しないといけない。
研究所自体が狭間を移動することも出来る。
はかせ以外立入禁止の謎のエリアが存在し、天使の間では色々勝手に想像されている。
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プロフィール

HN:
Rark
職業:
女子高生
自己紹介:
ここに来るならばもう分かっているのではないか!?

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