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まあ、倉庫っていうやつです。

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【二三話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

「ん~…。」
レイルは兵装調整室の生成装置から出てきた制服と下着のスクール水着を眺めていた。
「これどうやって出来てるんだろうなあ。」
ハヅキの分もある。ついでに寝間着も増やした。
「それにしても…」
ハヅキの下着に目が行く。
「まさか他にもこれを下に着てる人がいるとは思わなかったなあ…。」
そう、スクール水着…!

いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第二三話

「謎の備え」


「んあ?」
気がついたのは脱衣所でだった。ハヅキの脱いだ服の中に見慣れた紺色が見えた。
「もしや…」
そしてその通りだった。

「あ、あのさ…ハヅキって…ハヅキも水着を下に着てるの?」
「そうだよ~」
特に何もないことのように答えられた。
「もしかして…いきなり水が大量の状況…とか…になった時に下に水着着てたら役に立つっていう考えで着てる?」
我ながらアホくさい考えだと思うが、そういう考えで着てる。
「そうだよ」
「え?」
あっさりだ。
「あれ?おかしい?」
…おかしい。なんだか今までそれが当たり前として過ごしてきたかのような反応だ。
この子は…この子はもしや…
「い、いや、おかしくないよ…。」
「…?」
親が変態だったのでは…!?

VTOLの中は服の洗濯も乾燥も出来る。
上着を洗濯機にぶち込んでしまうのははたして良いのかどうか気になるんだけど、それで前の洗濯やクリーニングより数段いい状態になるんだからしょうがない。とにかくすごい洗濯機だ。
料理したり、洗濯したりするハヅキを見ると、なんだか家庭的で…
「(お母さんみたいだなあ…。)」
…そう言えばこの子は前はどんな風に暮らしていたのだろう。軽く聞いても気まずそうにして答えてくれない。話したくないんだ。
もしやこの子は…変態の親を健気に支えて…
「…考えるのやめとこう」
それが幸せだ。

二二話へ 二四話へ 

レイル
スク水が着慣れてて一番落ち着くようになってしまっている。
ハヅキ
スク水姿で部屋をうろつくことがあるのでレイルに心配されている。
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プロフィール

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Rark
職業:
女子高生
自己紹介:
ここに来るならばもう分かっているのではないか!?

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