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【三十話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

今日はこの山形のちょい山な感じのところから物語を始めよう!
さて、この山な感じの所には熊よりやべぇのがいるという噂が流れていた。
「昼飯は…鍋食いてぇなあ…鍋にすっか?」
そんな所に女子高生が!?


いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第三十話

「やまがたスコップ女子高生」


「はあ~、鍋、鍋っつったら熊かな。熊鍋だ。でも熊どももう降りてこねぇよな…。」
なんという!?まさか熊を自ら仕留め鍋にしているのか!?
「んあ~、別にうちにある食材でもいいが…ん~」
森な感じの所をうろつきながらメニューに悩む!そんな時だ!
「スミカ!」
「おわ!いきなり話しかけんなっつったど!」
チェーンソーを持った女子高生が突如現れ声を掛けた!
「ふふ、そのびくっとするのが可愛いもん」
「てめぇ…とうとう本音を話したな」
「うん、ちょっと不機嫌な顔も見たかったし!」
「……。」
この呆れ顔の女子高生の名は彼女が呼んだ通りスミカだ!
「ああ…スミカってどの表情でも可愛いよ…。」
「チカ、あたしにちょっかいかけるためだけに来たのか?」
そしてこのチェーンソーを持った女子高生の名はチカ!
「あっ、いけないいけない!実はこのあたりにヤマガタ・グリズリーが出たんだって!」
「おっ熊!?まだいたのか!?」
チカは少し悲しそうな顔になった
「…やっぱり食べちゃうのかい?」
「ああ!!」
スミカは笑顔で答えた。

二人は森を歩きながら話していた。
「スミカ、いいかい。生き物の肉を頂くっていうのは、恵んでくれた自然に感謝しなくちゃいけないんだよ。僕らが奪った命の事を忘れちゃいけない。
「はいはい。」
チカという少女は生き物の生死が絡むとこういう事を言い出す少女だった。
「スミカ!」
「…触れないことにしてたが…どうしてお前はそんなに奪った命の事に拘る?宗教でも嵌ってたか?」
スミカもまた声色を変えた。
「スミカは簡単に命を奪い過ぎなんだよ。そんな軽さじゃ…君も軽く奪われてしまうよ。宗教なんかじゃなくて、これは僕自身の…考えさ。」
「へっ!人間動物死ぬときゃ死ぬんだよ、それがいつかってだけさ。たまたまあたしの手でそうなっただけ。どうせ命なんか軽いもんさ。…あたしのもな」
「…違うよ、スミカのだって、誰の命だって重いんだ。」
やがて二人は脚を止めた。
「…重いなら、あんな簡単に消えるわけがねえんだよ。」
スミカは地に沈むような、重い声で。
「あっ!スミカ!」
だがチカの返事はとても軽いものだった。
「なんだよ!?さっきまでの――」
「グリズリー!!」
スミカの背後にヤマガタ・グリズリー出現!!
「ギャオオオーーーッ!!」
「おいーーーーーっ!?」
グリズリーの絶爪がスミカに襲いかかる!!
「ぎゃあああーーーっ!!」
「す、スミカぁ!!」
裂かれ、飛び散る!!
「ああっ!今日はスパッツの下にそんな可愛い下着を!!」
服が。

「て、てめぇ!!やってくれたな!!」
「グルルル…!!」
先制攻撃を受けたが、二人は改めて対峙!!
「でもスミカのトレードマークのスパッツをこんなにするのはやっぱり酷いよ!脱がせるのが一番興奮するね!」
「黙れクソレズ!!」
後ろで色々言うチカに蹴りを浴びせながら、スミカはその手に武器を生成する!!
「来やがれッ!」
その手に握られるはスコップ!スコップ女子高生、スミカ見参!!
「ギャオオオオオオーーッ!!」
再び襲いかかるグリズリー!そのパワー・スピードは戦車並み!!
「うるせッど!!」
「グギャオオオーーッ!?」
スミカ、スコップでグリズリーの鼻っ面を打撃!!
「ガ…オ…」
耐えられぬ!!一発でKO!!女子高生のパワーは戦車を超える!!

「さーて…。」
気絶したグリズリーにスミカは近寄る。
「スミカ!」
そんな彼女にチカは声をかける。
「…今日は昼飯に素麺でも食うか?」
「え?」
スミカはグリズリーを持ち上げた。すごいパワーだ。
「手伝ってくれ、こいつを奥の方に送り返す。」
「うん!」


帰路につく二人の女子高生。
「いやあ、無駄な運動して腹減ったな。さっさと帰って飯作らないと。」
「スミカ…ありがとう。」
チカは照れくさそうに感謝を述べた。
「あん?今日は肉食う気が失せただけだ。今度食うさ。」
「…もう、スミカは」
「ま、お前の暗い顔見るのあんまり好きじゃないんだ」
スミカは突然、空を見ながらそんな事を言った。
「え?」
「そうめんはやくくいてえなって言ったんだよ」
「スミカ…。」
チカの瞳が明るく輝いた。
「い、今の、スパッツが破れてる事よりもきゅんって来たよ」
「…あ?」
「いいかい!僕が服が破れてたりとかで興奮するの…君だけなんだからね!?」
「おい、盛ってんじゃねえぞ。そういう意味で言ったんじゃねえ」
「今のは合意と見なすよ、僕!!」
チカがスミカに強襲!!
「だーっ!!合意しない!!合意しない!!」
「合意と見なすよ!!僕は!!」
二人は森のなかで組んず!解れつ!!
「男作れや!!」
「男じゃ駄目なんだよ!!」
「このクソレズアマがーーっ!!」



そして…この開けた平原っぽくなってる土地にあるログハウス…。
この中には一人の女子高生がいた…。
「うう~…。」
そして彼女はこうつぶやいた…。
「スミカ~、お腹空いたよぉ…」




スミカ
熊よりやべぇ女子高生。
動きやすいという理由でスパッツを好んで履く。
意外に家庭的で料理ができる。
チカ
学校では文武両道の美少女で通っているが、その実態はこういう感じだ。
ツキミ
お腹が空くと動けなくなるの~
ヤマガタ・グリズリー
山形に生息する凶暴な熊。
用心深く、人里には近寄らないがテリトリーに入ったものは容赦なく攻撃する。
その肉は美味であり、スミカに狙われ個体数を減らしている。
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プロフィール

HN:
Rark
職業:
女子高生
自己紹介:
ここに来るならばもう分かっているのではないか!?

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