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【三四話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

悪霊とは、人に害をなす悪しき亡霊の事である!
そしてその悪霊のいる地がひとつ存在する!そこは廃トンネル!!
これは廃トンネルに現れた二人の女子高生の物語である!!
いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第三四話

「風通しの恐怖




金髪の女子高生と背の低い女子高生の二人組が廃トンネルに到着した!
「ここが件のトンネルってわけね…」
金髪の女子高生、名はカナ!
「暗いねぇ」
小柄な女子高生、名をツチコ!
この二人組は肝試しにでも来たのだろうか!?
いや、違う!二人は除霊のバイ…依頼を受けて除霊を行う女子高生達なのだ!
「うう…流石にちょっとこういう場所は苦手だわ…」
「ライトつけてるから大丈夫だよ~」
二人は内部に侵入開始!

「暗い…」
トンネルの中には二人の足音が響き続けていた。
「誰かここに来てないと良いんだけど…」
そのまま歩き続けたが、何も見つけず出口まで到達してしまった。
「あれ?何も出なかった?」
「おかしいな~」
カナは少し悩んだ後、引き返すことにした。
「戻るときに出てくるかもしれないわ」
「そだね」
そうしてまた長いトンネルの中を引き返していたのだが!
「…ん?」
「カナ?」
「…何か、踏んだ…」
恐る恐る足を下げ、踏んだものを確認するカナ…それは!
「こ、これって…!」
女性用下着だった。

「…なんで?」
「ま、待って…これそう古くないわ…」
まさか下着ドロがこのあたりにいるのか!?
「何…?この不自然な感じ…」
「カナ!あっちにも落ちてる!」
もう二組の下着!すなわち三人分!
「ねえツチコ、これって…」
「幽霊の…」
その時である!!
「オイラの仕業さ!!」
「きゃあああああっ!?」
突如謎の声!!
「カナ!!」
「へへへ、今までで一番やわらけえや!!」
その声の出処は、なんとカナの胸のあたり!!
「な!何っ!何なのぉっ!」
半錯乱状態で服を捲りあげるカナ!!
「か、カナ!下着がひとりでに動いてるよ!!」
なんと背伸びした黒いブラジャーが胸を揉むかのごとく一人でに動作!!
「い、いやあああっ!!」
慌ててブラを引きちぎり脱ぎ捨てた!!ブラは下着として終了した。
「はぁ…はぁ…あんた何なの!!」
カナは自分の武装であるバールを装備!!脱いだブラに突きつける!!
「おっと!オイラはもう移動したぜ!」
「移動した…って…ひぃぃっ!!?」
そう!下着はもう一つある!ショーツ!!
「だ、だから下着が落ちてたんだ…!」
「つ、ツチコ!なんとかしてぇ!! いやっ!動かないでぇ!」
「カナ!」
ツチコは何の迷いもなくカナのショーツをずり下ろした。
「ちょ、ちょっと!!」
「えい!!」
ずり下ろした所でツチコはスレッジハンマーをぶち当てた。ぶちぶちと音を立て、ショーツは引きちぎれ下着として終了した。

「いてぇぇぇえ!!! お前そんな躊躇なくそんなことができんのかよッ!?」
その中から半透明の存在、幽霊出現!!
「えい!!」
ツチコは躊躇なく二撃目!!
「あぶねぇ!!」
しかし回避!!
「許さないんだからぁ!!」
「うわああ!!」
怒りに任せカナもバールを振るう!!
「待って!!許してけろ!!オイラ、女の子の肌に触れたいだけなんだ!!」
「死ねっ!!」
許されるわけがないだろ!
「えい!えい!」
「あ~~殺される~~!! そ、そうだ!!」
幽霊は今度はツチコに向かって飛ぶ!!
「今度はお前だ!!」
「無駄だよ」
しかし下着に取り憑けず!なぜだ!?
「さっきの見て先に脱いだよ」
「えええ~~~~!?そんなバカな~~~!!」
「ええええーーーっ!?」
なんたる判断力か!?
「えい!!」
「ぐほぉ!!」
殴られ、幽霊が怯む!!
「とっ、とどめよッ!!」
カナがジャンプ!!その勢いを活かして攻撃を仕掛けんとする!だが!
「あっ…きゃっ!」
スカートが捲れ、今は何も下に身につけてない故咄嗟に抑えてしまう!
「チャンス!!」
その隙に幽霊が逃れんとする!!
「に、逃さないわ!!」
「えい!!」
ツチコがハンマーを投擲!!
「ぎゃあ!!」
命中!!
「死ね!!」
今度はジャンプとかせずに走って接近し!!
「もう死んでるよ!!」
「死ね!!」
バールを振り下ろす!!
「ぎゃああーーっ!!」
「死゛ねーーーッ!!」
引っ掛け、引きちぎらんとする!!
(―――ああ、でもオイラ…)
幽霊が最期に感じたもの、それは…
(幸せだなあ…―――)
カナの下着の枷から放たれた胸の揺れを間近で見れたことに対する幸福感だった。
「へへへぎゃああああーーーーっ!!」
幽霊は除霊された。

「はぁ…はぁ…はぁ…」
カナは勝った。下半身がとてもスースーする。無傷の勝利とは行かなかった。
「…これで帰るのぉ…」
もはや使い物にならない下着を拾った。
「カナ、わたしの使う?」
「いや、無理でしょ」
二人は体型がずいぶん違うのだ。
「……。」
カナは犠牲者の下着の一つに目をやる。自分のとそうサイズは大差が無さそうだ。
「う…」
無いよりマシだろうか。しかし落ちている、他人の物を…。
「…無理ね…」
「カナ、気をつけて帰ろ」
「うん…。」
こうして二人の女子高生は廃トンネルを去っていった。

「今日は災難中の災難…」
カナがコンビニで軽い買い物に行くツチコと別れ、とぼとぼとあと僅かな帰路を歩く最中…。
「これ以上悪いことってもう無いわよね…」
「何か悪いことあったの?」
「…えっ?」
突如話しかける声!
「う…あ…」
「やあ!また会ったね!前は名乗り忘れちゃったね、僕はチカって言うんだけど」
「ひっ…!ど、どうしてここに…」
チェーンソー女子高生チカだ!!
「どうしてって?…ふふ、僕がまだ怖いんだ?」
「ひいいっ、い…いや…」
ニタリと笑い、カナに歩み寄る!
「ねえ、そんなに僕って怖い…?」
「ひいいいいっ!!」
カナは失禁した。



その後なのだがチェーンソーを持った女子高生が道に倒れていたらしい。
それと何故か下着を付けて無かったのだという。



おわり



カナ
踏んだり蹴ったりな思いをしたのでしばらく除霊はおやすみすることにした。
ツチコ
カナのスペアの下着を常備すべきではないか?と考えている。
幽霊
エロガキの幽霊。廃トンネルで事故死した。
何故か下着にのみ取り憑くことが出来る。
チカ
またハンマーで殴られることになるのだが、どうもそれが嬉しいようでツチコはドン引きした。
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プロフィール

HN:
Rark
職業:
女子高生
自己紹介:
ここに来るならばもう分かっているのではないか!?

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