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まあ、倉庫っていうやつです。

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【十九話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

さて、今回は前に悪霊が退治されたばかりの倉庫から物語を始めよう!
あの女子高生が焼死したと判明してから数日後!
「アイツ、逃げないとかバカじゃんねえ」
「まー死んでせいせいしたっつうか」
「見てるだけでイライラしたよなー!」
あの地味な女子高生をいじめていた三人だ!
ああ…なんという卑劣さか!
この者たちは遊び半分で事件現場を見に来たのだ!倉庫に入る!
「幽霊とかいるわけないっつうの、自殺じゃねーの?」
「ぎゃはははは!そうかも!!」
「熱い…熱イ…」
「え?今の声…」
この声は!?
「熱いい…!!熱い…!!」
「え、これって…」「あいつの声じゃ…」


いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第十九話

「怒れる亡霊ファントム


これは!?
「熱い゛いいいぃいいッ!!」
幽霊と化した犠牲者の女子高生の姿が現る!!
彼女は幽霊女子高生…フミカ!!
「え…そ、そんな…」「う、嘘だろ…」
「熱い…ッ!熱い熱い熱い…!!」
その全身からは蒼き炎が激しく噴出!!
「う、うぎゃああああっ!!」「助けてー!!」「わあああああっ!!」
女子高生達、逃走を開始!!だが!!!
「逃げるなあああ!!置いていくなアァァァアアア!!」
その見捨てられた怨念はあまりにも大きい!!
蒼き炎の刃が一番手前の女子に襲いかかる!!
「ぎゃあああああぁああ、あ」
なんと!!焼死どころか!溶解!!!
「うわ、うわあああああああっ!!」「助けてぇええええ!!」
爆増する恐怖!!だが!彼女が味わった感情はこんなものでは無いのだ!!
「お前たちィィィイ!!!」
「うぎゃああああ、あ」
二人目も溶解!!消滅!!
「ま、待って…!置いていった訳じゃないんだ…ほ、ほら、あそこって開いたはずじゃん?逃げれるって信じてたからさ…だから、ねえ…?」
決死の命乞い!!だが!!
「開かなかった…!!閉じ込めた…!!許さない…!許さないィィィ……!!」
「ぎゃあぁああああああああ、あ」
最後の一人もまた溶解…!
なんという因果応報か…!!


「あー、これ多分悪霊の欠片がまだ残ってたやつだな。この未調査カモかも」
そしてこいつはアイスピック女子高生、アサカ!
調査不足の依頼を達成すると報酬は倍増するのだ!
「今から行ってみるか。」
倉庫に急行!大丈夫かな!?

倉庫に到着!!
「…なんかおかしいぞ。もしかしてミスったんじゃないか…」
現場は威容な熱気!!そう…三人が溶解済み!
「なんだこれ…何かが溶けて…?…ッ!!!」
突如身体を強く撫ぜる殺気!!
「ちっ!?なんだ…!?」
「熱い…熱いい…!!」
響くフミカの怨嗟の声!!
「(犠牲者の悪霊化か!?最近会わなかったから忘れてたが…だがこいつの気の圧は一体…!?)」
そう!悪霊の犠牲者がまた悪霊と化すという負の連鎖もままある事態!!だが通常はそれほど強力な悪霊にはならず!フミカは何故!?
「お前ェ…お前も…燃えろォォ…!!」
蒼き炎を纏う怒れる亡霊がその姿を現す…!!
「なんだ…こいつは!?そうか!あれは死体で、人でも焼肉どころが氷みたいに溶かしちまえるって訳か!!」
勝てない!!アサカの経験にも知識にもまったく一致も参考にも出来る情報はない!故に弾き出される答え!!
「(逃げるしかねえ…!)」

「燃えろおおおおおッ!!」
蒼き炎の渦が迫る!!
「チッ!!」
アサカ、持ち前の身体能力で回避する!!
「これだけ距離を開けてもバカみてぇに熱い!!畜生が…これの試射でも喰らいやがれ!!}
懐から銃器を取り出す!!これは、除レイガン!!
除霊協会が開発中の次世代除霊兵器である!!この完成品の試験をアサカは任された!!ちなみに仮名!!
フミカめがけ発射!!だが!!
「あ゛あぁあああああッ!!」
纏う炎の渦が光の弾を弾く!!弾かれるような代物ではない!!
「うげッ、本物の化物じゃねえか!!」
「置いていくなあァァアアア!!!」
追いかけてくる!!接近されるだけでも非常に危険!!
「ちっ!こんな時こそ虎の子ォ!!」
ポケットからソフトボール状の物を取り出し、叩きつける!!アンチ・アストラル体・スモーク散布!!
幽霊などのアストラル体はまともに動けなくなる!!だが、高価!!
「があぁああああッ!!があああああああーーーッ!!」
しかしフミカ、煙幕を炎によって切り裂く!!なんという物理を捻じ曲げる力か!?
「どこだァアア…!!どこだあああッ!!」
だが、アサカが離脱するに十分な時間を与えた!!
「やれやれ、最近はとんでもないのとやりあう羽目になるな!」



「出てこい…出てこいぃぃいいいッ!!」
標的を失ったフミカは叫び続ける…敵を求めて!
しかし…この場に人影が現る!女子高生と骸骨を持った骸骨!!
「…。」「す、すげぇ暴れん坊だだな…。」
そう!骸骨女子高生スズカとその配下骸骨!だが骸骨が持っている骸骨は動かない?
「お前ェ…お前もぉ…」
「あなたのからだ…」
スズカ、不可視の力でフミカを掴み、あっという間に動かない骸骨に入れ込む!
「へっ?あれ?え?私さっきまでなんであんなに怒って…」
どうしたことか!?骸骨に入った途端冷静に!
「たましいは…よりしろがないと、不安定に…なるの。」
「た、魂?依代?」
「ちゃんと認識、して…あなた、もう死んだの。」
「あ…ああ…あああ…!!」嘆く!!

「ああ…私は怒りにまかせて…あの人達を殺してしまって…」
フミカはおいおいと泣き出した。しかし涙は出ない…。
「あなたは…とにかくすごい力がある…だから、すごく不安定になってたの。」
「あれ、私…出来る…?」
「…?」
フミカが何かに気がついた。そしてその身体が炎に包まれ…
「ひ、姫様、危ないだ!」「…。」
「身体…生き返れた!?」
フミカは生前の姿を取り戻した!!その時スズカの目が確かに悲しそうになった。
「そういうことも…できるんだ…でも、いきかえったわけじゃない…それらしいよりしろをつくった、だけ?」
「い、生き返ってないって、どういうことです?」
「生きてるときに似たからだを…つくっただけ。あなたはなにかの拍子にまた抜けでてしまう…かも。」
「そ、そんな…。」
「それより…」
スズカの目が怪しく光る!!
「…う…あ。」
フミカの目から光が失われたぞ!
「…ふふ。わたしは魂をあやつれる。だからあなたもわたしの…」、
「はい、姫様。私は貴方の下僕です。」
なんということか!?

「フミカ、わたしのためにあのアイスピックのやつを…」
「殺します。」
復讐の為の力が増強される…!


十八話へ 二十話へ

アサカ
あやうくバーベキューどころかスライムにされる所だったぜ!
フミカ
いじめられっ子だった女子高生。
悪霊に殺された後、幽霊になってしまう。しかしその力は並の悪霊を凌駕するものである。
蒼い炎によってあらゆるものを焼き尽くし、捻じ曲げてしまう恐ろしい存在。
スズカ
ホネじゃ、なくなっちゃうんだ…。
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Rark
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女子高生
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