ここは夜の倉庫…ここに女子高生達が訪れていた。
「オラ、速く行けよ!」
「…。」
金髪等荒々しい身なりの者が多い中、この先頭を歩かされている女子高生は地味な姿だった。
「この辺じゃねえの?出るっていうのさあ」
「この中じゃね?」「お前速く入ってこいよ!」
「…。」
そう、いじめだ!この地味な女子高生は言われるがまま倉庫に入っていくぞ!
暗い倉庫内…荒れ果てた誰も使っていないことを示していた。
この倉庫は不可解な事故が多発するため使われなくなったのだ。そして心霊スポットとして話題になったという訳だ!
「キキキ…」「ひっ…!?」
内部にて突如笑い声!人のものと思えぬ物!
そして!!突如辺りが発火!!
「ひっ!きゃああああっ!!」
女子高生、脱出しようと出入り口に向かう!!しかし開かず!!
「開けて!!ねぇ、開けて!!」
だが既に外には誰もおらず!!脱兎の如く逃走済み!なんたる非情さか!?
「いっ、嫌あぁぁぁあ!!」
ああ、哀れ…!あっという間に火達磨に!!なんたる無情か!!
「コココ…ヒョッヒョッヒョヒョッ…!!」
悪霊は命が焼けていくさまを眺め、嘲笑う…!!
いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第十七話
「火の消えた痕に残る物」