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【三七話】いきなりレールガン女子高生ヴァーサス

今回はこの孤島から物語を始めよう!!
この島は普段は無人島だが、今はそうではない!
今この時は有人だからだ!!

いきなりレールガン女子高生ヴァーサス
第三七話

「プレミアムビーチ限定」


「海だー!!」
「さっきから海の上だったろが」
「じゃあ島だー!!」
「ツキミ、はしゃぎすぎだよ。ふふふ」
島に三人の女子高生が現れたぞ!!
「いやあ、島持ってるってツキミの家どうなってんだ?」
「スミカは幼馴染なのにこの間まで知らなかったんだっけ?」
「まあ、自慢してこないからな。」
「ふたりともー!早く早く!」
スコップ女子高生スミカ、チェーンソー女子高生チカ、マトック女子高生ツキミの三人だ!!

「うわ~別荘ほこりかぶってねぇな」
「ここって割りと人が来るのかい、ツキミ?」
「え?そんなに来ないと思うけどなあ…」
とりあえず建物に到着したが、妙に中が綺麗だぞ!
「…誰か住んでんじゃねえか?」
「え~…。」
「うーん、でも住んでそうな雰囲気は無いよ」
その時!!謎の影が出現!!
「あっ、掃除するやつだ」
自動で掃除するロボットだった。
「わ~~!!ご主人様がいない間掃除し続けてるなんて…けなげ…」
「こいつメンテナンスとかどうなってんだ?すごいな」
とにかくすごいのだ。

「よーし、船から運び込み終わったな」
食糧を始めとして物資の移動が完了したぞ!
「じゃあさっそく海行こっか!」
ツキミがおもむろに服を脱ぎだしたぞ!
「うわっ、ここで着替えんのか」
「へへへ、下に着てきたもん」
なんと服の下に水着!!
「ふふ、ツキミ、慌てすぎじゃないかい?」
「じゃあ先に行ってるねー!!」
すごい勢いで別荘からツキミ出撃!!
「行っちまったな」
「スミカ、僕達も一緒に着替えようよ」
「一緒には断る」
スミカとチカも別々に着替えるぞ!

「…落ち着かねえな」
スミカは自分の水着姿を見て呟いた。
「ま、泳ぐ気はないしこいつも着とけば」
ラッシュパーカーを着込み、部屋の外に出る。
「着替え終わったか?」
チカのいる部屋に声をかける。
「き、着替え終わったよ」
部屋の中から上ずった声で返事が来た。
「何だぁ?恥ずかしいなら上になんか着とけ」
「ち、違うんだ…いや、そうなのかもしれない…」
いつになく落ち着きがないチカの声。ゆっくりとドアを開けて姿を表した。
「ぼ、僕、こんな格好して人前に出るのは初めてなんだ。それで…」
「…それで?似合ってるじゃねえか」
スミカの一言にチカがびくりとする。そして…
「それで…野外露出ってこんな感じの気持ちよさなんじゃないかなあって!!ふへへ…」
照れくさそうに発言!!
「げっ」
「ね、そんなに似合ってる?もっと見てくれてもいいんだよ?」
興奮気味にスミカに迫る!!
「後でな!!」
「一緒に行くんでしょ!?」
二人はダッシュで海に向かう!いや逃走と追跡側に別れ疾走を開始したのだ!!


「いやっほー!海さいこー」
ツキミは浮き輪で浮かびながら海を満喫していた。発言のテンションは高いがやっていることはのんびりとしている。
「なんでそんな必死に追いかけてくんだよ!?」
「必死に逃げるからに決まってるじゃないか!!」
スミカとチカもやってきたぞ!
「ふたりとも~ はしゃぎすぎ~」
「止まれ!もう良いだろ…。」
「じゃあ僕の水着姿見てくれる気になった?」
「いや…。畜生汗かいたじゃねえか…」
スミカはパーカーを脱いで木に引っ掛けた。
「うーん、スミカの水着もよく似合ってるよ」
「…ツキミのやつ、大胆な奴が似合うとかぬかしやがって…」
二人の水着はツキミが選んだものだ!二人はややセクシーなビキニを着ているぞ!
「じゃあ海に浸かってみるとするか」
「そうだね!」

「ぬるっ」
海に入ったスミカはまずそう発した。
「そりゃあ、日に照らされてるからね。」
「まあ、涼めはするな。」
割りと淡白な反応だぞ!
「こら~!ふたりともせっかくの海なんだよ!」
ツキミが注意にしにくる!
「そう言われてもなぁ~…」
「ふふふ、僕、まさか無人島に来れるなんて思わなかったよ。ありがとうツキミ」
「ほら~!チカを見習って何か褒めてよ!」
「褒めてよってお前!?」
たのしい雰囲気だ!

「いや~、人がいない海ってのは新鮮だな」
「それをさっきツキミに言ってあげたら良かったんじゃないかい」
「今頃そう思ったんだからしょうがねーど」
砂浜を歩く二人!そこで。
「ん~…あ、そうだ。僕あっちの草が多い所行ってみるよ」
「ん?そうか?気をつけろよ」
「うん~」
チカは砂浜を離れ、緑の多い場所に向かった。
「じゃ、あたしはツキミのとこにもどっかな」
スミカが戻ろうとした、その時!!
「…!?」
海から謎の影が接近……!!

そして離れたチカは!
「ん…外で裸って…どんなものなのかな…」
脱ぎだしていた。
「………。」
しかし…すぐに着直した。
「うん、全裸は僕の趣味じゃないね」
彼女は答えを得た事に満足すると、スミカの元に戻ろうと海を見る!だが!!
「えっ!?」
驚愕!!

「おーい!ツキミー!!とりあえず逃げろ!!」
スミカがダッシュ!!砂を弄っていたツキミの元へ駆けつけた!!
「えっ、な、なに!?」
「わからん!!アレを見ろ!!」
「えっ、なに!?」
それは!!
「イルカだーーー!?」
なんとイルカは武装し、尾で直立!!そう!
イルカが攻めてきたぞっ!!

「てめぇーら攻撃してくんなら容赦しねっど!!」
スミカはスコップを装備!!構えるが!!
「駄目だよスミカ!イルカさんだよ!」
「分かっとるわ!」
ツキミは止めにかかる!
「イルカさんはダメなんだよ!」
「お前普段地底人とかには容赦しねえくせに!!」
「例外なんだよ!!」
とにかく彼女に押し負けたのでスミカは拠点まで逃げるぞ!!
イルカたちは尾で頑張ってぴょんぴょんして移動!侵攻スピードあまりにも遅々!

そして別荘にて!
「うえ~、イルカさん達はなんで攻めてきたの?」
「うーん、あいつらはボンベを使って呼吸してるな、じゃああれを剥いで海に投げ捨てればいいわけだ」
窓から覗き込んで状況判断!ほんとになんで攻めてきたんだ?
「そういえばチカはどこいったの?」
「あいつなら大丈夫だろ」
では、チカは一体どうしているのか!?

「なんでイルカが…!?」
もちろんチカもびっくりだぜ!
「キュー」
鳴き声は可愛いが表情は邪悪!!
手に頑張って持った火器より熱線を放射!!
「あぶないよ!」
だがチェーンソーにより防がれる!!なんという防御力!!
「キュ!?」
「君たち、侵略するんだったらもっと…」
チカは瞬時に接近!そのまま
「高性能な装備しなきゃ」
「キュー!!!」
イルカが転倒!!押されたので。
そう!!尾ひれで頑張って立ってるので押されただけでこれだ!!
「キュ…!?」「キュッ!!」
他のイルカたちに戦慄が走るぞ!!
「おしおきしなきゃね…」
彼女は怪しく笑った。


「多分ほっといたらあいつら窓とか割るど」
そして別荘!!
「ええ!?それってまずいよぉ…」
「任せろ、攻略法が分かった」
スミカが出撃!!イルカ軍と対峙!
「キュー!」「キューー!!」
イルカ、敵に対し射撃!!
「花火か?」
だがあっさりとスコップに防がれる!
「キュ!?」
「おら」
スミカがスコップで軽く叩くとイルカは転倒!
「キュー!!」
「お前らさっさと帰れ」
「キュー…!!」
ものすごく弱いのだった。

というわけで、スミカ達はイルカの部隊を海に追い返すことに成功した!
「仲間がいるんなら止めるように言っとけ」
「イルカさん達、もう悪さしちゃ駄目だよ!」
「キュ~」
海に運ばれたイルカ達に何か違和感!そう、邪気が消滅!
「ん?あいつら悪い顔やめたな」
「スミカがあれ取り上げたら元に戻ってたよ!」
あれとは、彼らが装備していた武装のことだ!
「ん、じゃあアレが洗脳装置って訳か。じゃあそれを連中にひっつけた黒幕がいるなら他にもなんか来るんじゃねえか?めんどくせえ」
スミカは木にかけていたパーカーを再び着ながら分析した。
「ええ~…そんな悪い人がいるんだ…」
「そーいやチカは?」
その時まさに!浜辺を歩いてチカが歩いてきたぞ!
「あっ、チカー!」
「…ん、あいつ…」
スミカが感じた違和感!その正体は!
「きゅ、きゅ~~~」
チカがイルカの付けていた武装を装備している!!
「ええー!?」
「げ!?あいつ好奇心で付けやがったな!?」
彼女は手に持った武器から熱線を放射!!
「やっぱ花火か」
そして防御!!
「オラ、世話かけさせんじゃねえこのクソレズが!!」
「きゅっ!?きゅ…わあ!!」
スミカは装備を剥ぎ取ることに成功!!あっさりね。
「てめえ、ガキみてえに何も考えねえでわけのわからんもん身体に付けんじゃねえど!」
「ち、違うよ!誤解だ!僕は無理やりこれを付けられたんだよ!!」
「えっ、誰に!?」「言い訳する気か!!」
「それは、その…なんていうか…」
チカは言い淀んだ。どうしたというのか!?
「い、イルカ人間、みたいな奴に?」
「てめえ言うに事欠いて!!」
「ちょ、ちょっとやめてよスミカ!!」
ツキミが止めに入るぞ!!
「イルカ人間なんか信じられっかよ!!」
「ほッ、ほら!あそこ!!!」
「え!?」
彼女の指差した方、その先に!!
「ほら!あいつだよ!」
「マジ!?」
イルカ人間が実在した!!


「てめぇが黒幕か…!!」
三人はイルカ人間と対峙!
「そうだ…私が君たちの言う黒幕だ」
彼は低い声でゆっくりと答えた。
「どうしてイルカさん達を操ったりしたの!?」
「人類は海を汚しすぎたのだ!」
「いきなり月並みだなあ」
こうして彼は目的を話し始めた…!
「私は人間とイルカの間に生まれた…幼い私は無邪気に人間はもう一つの故郷である海を汚すことはないと信じていた」
「待って、人間とイルカ?」
「だが!現実は違った!人間たちは自分たちの欲望に従い、海を犠牲にし続けた!なれば!」
「僕達に言われてもねえ」
「今度は人類に犠牲になってもらう!」
「い、イルカ人間さん…。」
彼の後方、海より大きな何かが浮かび上がる!!
「このお前達の作った力によってお前達を滅ぼしてくれる!」
巨大な潜水艦だ!!
「ところでイルカを洗脳した理由を話してねえ気がすんだけど」
「往くぞッ!!」
彼は潜水艦に乗り込み、戦闘態勢へ!!
「人じゃない存在に人っぽい装備で滅ぼされる皮肉とかそういう何かじゃないかい?」
「いや、んー、ていうかよ、人間とイルカでって、可能なのか?」
「イルカ人間さーーん!!」
潜水艦は発射準備完了!!
「待って、島に魚雷撃つの?」
「あぶねえからとっととかたしちまおう」
スミカは素早く飛翔し、スコップを勢い良く振った!!
「馬鹿なーーーッ!?」
潜水艦はぶっ飛んで、ダメになって沈んでいった。
「イルカ人間さーーーーん!!!」
「やれやれ」
侵略は終わった。

そして島が夕日に照らされる時間になっていった。
「うう…イルカ人間さんを倒さないで済む方法は無かったの…」
ツキミはまだ落ち込んでいた。
「主張はまあ、分かるものだったけど…それでも罪のないイルカ達を利用したのは、悪だよ」
チカは冷淡にそう言った。
「暴力で訴えれば結局はあんなもんだ」
スミカもスコップを鏡を見るように眺めながらそう答える。
三人の女子高生は沈みゆく太陽を眺め続けていた…。

…だがその後、何度かイルカ人間が再び攻撃してきて面倒くさかった。
しょうがないので、こんな島に攻撃をしかけないで明確に海を汚してるやつを攻撃するように説得した。
それはたいへんだった。

そうだ。海に関しては彼女達が悪いわけではないが、だいじな海を汚すわるい人間がいるのは確かなのだ。
だから、われわれにはそういう悪を許さないという揺るがない心がとても大事だ。


「もう帰ってくるんじゃねーど!!」
「イルカ人間さん、これで納得してくれたかな?」
「ぼく、もう、お腹がへっこんじゃうよ…」
月が真上に登る頃、三人にようやく夏休みが帰ってきたのだった。
「畜生眠い!!」
スミカはイラつきながらシャワーを浴びにいった。
「うう~、今夜はスミカのカレーを食べたかったのに…」
チカは持ち込んだパンをしょんぼりしながら食べる。
「イルカさんたちと平和に暮らせる日って来るのかな?」
ツキミは窓から美しい夜の海を眺め、そう言う。
「ツキミ、疲労をまるで感じさせないってどうなってるのさ」
「ちくしょー!!寝る!寝るぞ!!」
シャワーを終え、ラフな格好をしてスミカが出て来る。
「今日はすぱっと寝ちゃおうか…ふあぁ…」
食事を終えたチカが入れ替わりにシャワーを浴びに行った。
「ツキミ、お前もとっとこ寝ろ」
「イルカさん…。」
「おい」
スミカが声をかけるが、ツキミは海を眺め続けている。
「シャワー浴びろ」
そう言って歩み寄り彼女の顔を見ると
「…イルカさん…。」
立ったまま寝ていた。寝言だ。
「…しょうがねえな」
こうして、女子高生達は眠りに就いていった。


そして訪れた朝、スミカは目を覚ます。そこには!!
「んあ…?」
「ん…おはよ、スミカ」
ベッドに潜り込んでいたチカの姿だ!!
「げっ!!」
「ふふ…無防備なんだかぐえぇっ!!」
腹部を蹴られ、彼女はベッドより転落!
「てめえの部屋は隣だろーが!!」
「痛いじゃないかぁ!」
蹴られたにも関わらず悦びの混じった声!!
「今度夜這いまがいの事やったら殴るっつったろうが!」
「じゃあ今のは足で殴ったとでも言うのかい!?」
「うるせえ!!」

何故か取っ組み合いに移行!!組んず・解れつ!!
「男作れや!!」
「男じゃダメなんだよ!!」
「じゃあイルカとでもヤってろ!!」
「え…スミカ?それはちょっと…」
「貰ったァ!!」
「うわああ!!」
激しいバトル!!だが!!
「二人とも、何してるの!?」
突如ツキミが部屋の扉を開け放つ!!
「あっ!これはちげーど!!」
「スミカが僕を押し倒して乱暴に!!」
「そんな遊んでないで早く来て!!」
二人の怪しい状態をスルーして走り去る!!
「おい、まさか…!」
追いかけ、彼女のいる窓から外を覗くと…!
「降伏しろ!!我らは火星人だ!!」
タコが侵略を開始していた!!
「新手かよーーーッ!!!!」
「ぼ、ぼく、もうやだよ…あんなのにじゃまされたくない…ぼく、スミカのカレー…たべたい…」
「えっ、チカが泣き出した!?」
「許さん!!」
スミカが窓を開け、そこから出撃!!
「あたしらの夏休みを邪魔すんじゃねえぇぇーーーーッ!!!」
怒りの咆哮!!平和な夏休みを取り戻すため!戦え!女子高生達!!!!





スミカ
こういう人のいない所で暮らすのが自分のためにも他人のためにもなるだろうか、と思った。
ツキミ
家がお金持ちなので無人島も所持しているのだ!!
チカ
メンタルがけっこう危ない所で保たれている。
ところで悪夢を見て夜中に目が覚めた時にスミカのベッドに潜り込むらしい。

イルカ人間
イルカと人間のハーフを自称する謎の男。海で生活できるのは間違いない。
人類が海を汚すことに失望し、とりあえず手短な島に攻撃をしかけた。
とりあえず人間なら一緒だろうという雑な考えだ。
タコ
火星人と言い張ることで人類を威圧しようと企む。
スミカの怒りに触れたことでその尽くが具材と化した。
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プロフィール

HN:
Rark
職業:
女子高生
自己紹介:
ここに来るならばもう分かっているのではないか!?

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